書籍詳細:自治体環境紛争解決のデザイン

関西学院大学研究叢書 第237編 自治体環境紛争解決のデザイン 住民・事業者・行政のけん制と協働関係の構築へ

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発刊年月
2022.03
ISBN
978-4-535-52629-7
判型
A5判
ページ数
324ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

環境紛争に取り組む第一線の弁護士による渾身の研究書。住民・事業者・行政の三者間のけん制と協働による環境紛争解決を描く。

目次

序 章 残土規制のデザイン

第1章 三者協定による解決――西吉野産廃フジ事件

  第1節 環境規制権限の適正な執行を目指して
  第2節 住民・事業者・行政による三者協定のポテンシャル

第2章 一般廃棄物と住民同意――能勢・豊能ダイオキシン事件

第3章 生活環境と住民の監視力の強化――夙川解体アスベスト事件

第4章 「処分等の求め」のポテンシャル――五條残土処分差止仮処分事件

第5章 義務付け訴訟のポテンシャル
    ――飯塚産廃処分場事件および宝塚斜面地都計法事件

  第1節 義務付け訴訟における「重大な損害」要件の克服と
      環境権の位置づけ
  第2節 義務付け訴訟における裁量判断
  第3節 環境訴訟型義務付け訴訟とリスク判断

終 章 結語――住民・事業者・行政の対立からけん制と協働の関係へ