書籍詳細:発達障害児と家族への支援

発達障害児と家族への支援

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定価:税込 2,530円(本体価格 2,300円)
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在庫あり
発刊年月
2022.05
ISBN
978-4-535-56411-4
判型
四六判
ページ数
272ページ
Cコード
C3011
ジャンル

内容紹介

半世紀にわたり障害児医療・福祉に携わってきた児童精神科医が、診療のノウハウを存分に述べつつ、そのあたたかい子ども観を語る。

目次

まえがき
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第1部 インタビュー
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1 はじめに

2 診察の前に

  同伴する人と診察の配慮
  初診
  受診のきっかけ
  入室時の子どもの行動を観察する
  月年齢にふさわしい標準的な行動を知ること
  子どものありのままを認める
  自己紹介

3 診察をする
 
  診断は支援のための道具
  主訴の確認をする
  現在症を聞く
  成育歴を聞く
  家族歴を聞く
  住環境を聞く
  家族のことを少し詳しく聞く
  最後に身体の診察をする

4 自閉症の診断と予後
 
  自閉症を診断する

5 特異的な行動の意味

  こままわり
  横目
  つま先歩き
  ぴょんぴょん跳び
  かつて見られた特異的な行動の減少
  逆手バイバイ

6 こだわりとその対応

7 大人になってからの診断

8 子どもとのコミュニケーション

  たまごボーロ
  子どもの作品
  子どものありのままをほめる
  子どもの似顔絵
  きょうだいへの配慮

9 療育の役割――発達支援と子育て支援
 
 支援者は黒衣

10 障害をどう考えるか

  障害観 disorder、disabilityからdifferenceへ
  発達的マイノリティの特性と標準発達
  発達障害のある人への医療と福祉の未来
  インタビューを終えて(青木 藍)

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第2部 論文・エッセー
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「精一杯」説

乳幼児期の自閉症療育の基本
  はじめに
  自閉症研究の歴史と療育
  乳幼児期の自閉症療育の基本
  おわりに

発達障害児の親へのサポート
  発達障害と援助の基本
  言葉
  肯定表現とユーモア
  具体的助言
  見通し
  家族関係への配慮
  おわりに

病名をいつ、どのように告知するか――発達障害臨床の現場から
  はじめに
  障害告知の目的と原則
  誰に説明するか
  環境への配慮
  伝えるとき
  説明する内容と方法
  障害説明の実際
  おわりに

自閉症とADHDの愛着の発達について
  はじめに
  自閉症と愛着
  自閉症児における愛着の発達段階
  ADHDと愛着
  おわりに

働く青年たち
  就労・生活支援はまだまだ不十分
  離職率は低い
  一般雇用も増えてきた
  生活ぶりはどうか
  就労はゴールではない

「外国にルーツをもつ障害のある子ども」の支援について
  はじめに
  豊田市における取り組み
  「外国にルーツをもつ子ども」の現状
  「外国にルーツをもつ障害のある子ども」の実態と支援に関する研究
  おわりに

自閉症をめぐる医学的概念の変遷
  はじめに
  精神医学的障害の概念とカナーの自閉症
  一九六〇年代まで
  一九七〇年代
  一九八〇年代から現在
  おわりに


初出一覧
あとがき