書籍詳細:森の経済学
森の経済学 森が森らしく、人が人らしくある経済
- 紙の書籍
- 電子書籍
定価:税込 2,750円(本体価格 2,500円)
紙の書籍・POD・アーカイブズの価格を表示しています。
電子書籍の価格は各ネット書店でご確認ください。
電子書籍の価格は各ネット書店でご確認ください。
在庫あり
紙の書籍のご購入
内容紹介
森林破壊を食い止め、自然と人の営みを調和させるにはどうしたらよいか。エコロジー経済学の視点から考える。
目次
第1部 人間の経済と森
第1章 人間にとっての森
1 連続的な空間としての森
2 森を見るまなざし
3 資源としての森
4 脅威としての森
5 森の時間――資源の有限性と無限性
第2章 森とともに歩んできた生活世界と経済の発展
1 生計を支えた森の資源
2 共同体の経済と森
3 複雑化する社会と森
第2部 森の経済をとらえる学問のまなざし
第3章 自然環境に対する経済学のまなざし
1 経済学とは
2 標準的な経済学におけるいくつかの前提
3 主流派経済学における変化の兆し
第4章 森林をめぐる学問の歩み――森林学のまなざし
1 林学の誕生と森林学
2 森林をシンプルにとらえ、体系的に管理する技法
3 森林を複雑な系としてとらえ、管理する技法
第3部 日本の森がたどった近代
第5章 日本の林業・木材加工の技術史
1 「林業」という言葉をめぐって
2 樹木を育てる技術
3 木材伐採と搬出の技術
4 木材加工の技術
第6章 経済が変える森の姿
1 姿を変える森
2 人々の資源利用と森の姿
3 近代化と森の変容(近代~戦後)
4 人工林の拡大と利用の空洞化
第7章 農山村における近代――コモンズ解体と「高度利用」の神話
1 コモンズとしての自然――「自然の公私共利」の原則
2 日々の生活を支えてきた村の中の「共」――入会の森を利用する
3 森の近代――入会消滅政策=高度利用の果てに残ったもの
4 非商品化経済をとらえなおす
――高度利用の神話が生んだ放置と無関心
第8章 森林エコロジーの劣化と遠ざかる森
1 森林の「充実」を説明する理論
2 過少利用の森林が抱える諸問題
3 遠くなった森が生み出す世代を超えた問題
第4部 ゆたかな森林社会へ
第9章 エコロジカルな経済へのパラダイムシフト
1 近現代の経済の発展と矛盾
2 エコロジーをゆたかにする経済は可能か
3 共的部門の再評価――一九九〇年代の二つのコモンズ論
4 パラダイムシフトに向けた運動
5 新たな公・共・私と基盤としての自然アクセス
第10章 パラダイムシフトにおける「公」「私」の役割
1 社会と自然の結び直し
2 森をめぐる制度の変容
3 変容する生産と消費のかたち
第11章 共創するコモンズ――森林をめぐる協治の胎動
1 伝統的コモンズにおける協働の試み
2 都市と山村をつなぐ――森林ボランティアの広がり
3 海・川・森をつなぐ漁民の森運動――「森は海の恋人」
4 森林の教育利用――学校林という森
5 非商品化経済の営みが創る新しいコモンズ
――環境の本源的な価値を求めて
第12章 エコロジカルな経済を支える自然アクセス
――みんなの自然を取り戻す
1 入浜権運動で問われた「自然はだれのものか?」
2 英国のコモンズをめぐる歴史
3 北欧・中央諸国に広がる自然アクセスの世界
4 多の世界を創る自然アクセス制から学ぶこと
5 非商品化経済をゆたかにする
――森林社会の基盤をなす森の経済学へ
おわりに
第1章 人間にとっての森
1 連続的な空間としての森
2 森を見るまなざし
3 資源としての森
4 脅威としての森
5 森の時間――資源の有限性と無限性
第2章 森とともに歩んできた生活世界と経済の発展
1 生計を支えた森の資源
2 共同体の経済と森
3 複雑化する社会と森
第2部 森の経済をとらえる学問のまなざし
第3章 自然環境に対する経済学のまなざし
1 経済学とは
2 標準的な経済学におけるいくつかの前提
3 主流派経済学における変化の兆し
第4章 森林をめぐる学問の歩み――森林学のまなざし
1 林学の誕生と森林学
2 森林をシンプルにとらえ、体系的に管理する技法
3 森林を複雑な系としてとらえ、管理する技法
第3部 日本の森がたどった近代
第5章 日本の林業・木材加工の技術史
1 「林業」という言葉をめぐって
2 樹木を育てる技術
3 木材伐採と搬出の技術
4 木材加工の技術
第6章 経済が変える森の姿
1 姿を変える森
2 人々の資源利用と森の姿
3 近代化と森の変容(近代~戦後)
4 人工林の拡大と利用の空洞化
第7章 農山村における近代――コモンズ解体と「高度利用」の神話
1 コモンズとしての自然――「自然の公私共利」の原則
2 日々の生活を支えてきた村の中の「共」――入会の森を利用する
3 森の近代――入会消滅政策=高度利用の果てに残ったもの
4 非商品化経済をとらえなおす
――高度利用の神話が生んだ放置と無関心
第8章 森林エコロジーの劣化と遠ざかる森
1 森林の「充実」を説明する理論
2 過少利用の森林が抱える諸問題
3 遠くなった森が生み出す世代を超えた問題
第4部 ゆたかな森林社会へ
第9章 エコロジカルな経済へのパラダイムシフト
1 近現代の経済の発展と矛盾
2 エコロジーをゆたかにする経済は可能か
3 共的部門の再評価――一九九〇年代の二つのコモンズ論
4 パラダイムシフトに向けた運動
5 新たな公・共・私と基盤としての自然アクセス
第10章 パラダイムシフトにおける「公」「私」の役割
1 社会と自然の結び直し
2 森をめぐる制度の変容
3 変容する生産と消費のかたち
第11章 共創するコモンズ――森林をめぐる協治の胎動
1 伝統的コモンズにおける協働の試み
2 都市と山村をつなぐ――森林ボランティアの広がり
3 海・川・森をつなぐ漁民の森運動――「森は海の恋人」
4 森林の教育利用――学校林という森
5 非商品化経済の営みが創る新しいコモンズ
――環境の本源的な価値を求めて
第12章 エコロジカルな経済を支える自然アクセス
――みんなの自然を取り戻す
1 入浜権運動で問われた「自然はだれのものか?」
2 英国のコモンズをめぐる歴史
3 北欧・中央諸国に広がる自然アクセスの世界
4 多の世界を創る自然アクセス制から学ぶこと
5 非商品化経済をゆたかにする
――森林社会の基盤をなす森の経済学へ
おわりに
書評掲載案内
■『森林科学』2022年10月号P96にて掲載。
評者:山本信次(岩手大学農学部)
■『林業経済』2022年75巻8号P24-30にて掲載。
評者:池上 惇(京都大学名誉教授)
■『林業技術』2023年1月号P36にて掲載。
評者:佐藤宣子(九州大学)
■『日本経済新聞』2023年4月8日29面にて掲載。
評者:岡田秀二(富士大学学長)
■『社会と倫理』第38号、p.133-136にて掲載。
評者:斎藤修(一橋大学名誉教授・日本学士院)
評者:山本信次(岩手大学農学部)
■『林業経済』2022年75巻8号P24-30にて掲載。
評者:池上 惇(京都大学名誉教授)
■『林業技術』2023年1月号P36にて掲載。
評者:佐藤宣子(九州大学)
■『日本経済新聞』2023年4月8日29面にて掲載。
評者:岡田秀二(富士大学学長)
■『社会と倫理』第38号、p.133-136にて掲載。
評者:斎藤修(一橋大学名誉教授・日本学士院)
参考リンク
森の経済学写真館
https://www.nippyo.co.jp/55993_photo/
『森の経済学 森が森らしく、人が人らしくある経済』の著者、
三俣学、齋藤暖生らに撮影による森や木々の写真です。
三俣学、齋藤暖生らに撮影による森や木々の写真です。