書籍詳細:環境政策と行政法学

環境政策と行政法学 経済学・環境科学との対話

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  • 紙の書籍
定価:税込 7,700円(本体価格 7,000円)
在庫あり
発刊年月
2022.09
ISBN
978-4-535-52652-5
判型
A5判
ページ数
396ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

環境リスク規制、土壌汚染対策の制度設計、食品安全リスクの規制などを、法と経済学の観点から法制度・公共政策の分析を行う。

目次

第1編 法政策学と行政法学

第1部 法と政策の枠組み

 法と政策の枠組み――行政法の立場から

 続・法と政策の枠組み――法学と経済学との対話

第2部 行政の経済化と公法学

 「行政の経済化(Ökonomisierung der Verwaltung)」に関する一考察
 ――法学と経済学との対話・ドイツ公法学の議論を素材として

第2編 環境リスクの管理

第1部 化学物質リスクの管理

 化学物質リスクと規制

 化学物質リスクへの法的対応

第2部 環境リスク管理

 環境リスクへの法的対応

 環境リスク管理の法的な在り方

 リスク社会下の環境行政

 環境リスク管理の法的在り方――議論の到達点の整理

 原子力利用と環境リスク

第3編 土壌汚染対策

第1部 土壌汚染対策法制の検討――諸外国との比較

 ドイツにおける土壌汚染対策制度の現状と課題
 ――土壌保全法案の制定作業とその概要

 欧州の土壌汚染修復とその展望――オーストリア・ドイツを中心として

第2部 土壌汚染対策法の検討

 蓄積型の公害に関する対策法制の在り方――土壌汚染対策法の検討

 土壌汚染対策法の改正の論点

第4編 環境・食品リスク管理の諸課題

第1部 環境法の諸問題

 環境訴訟と行政裁量

 環境影響評価法の検討――行政法的見地から

 大気浄化政策の展開とその特徴
 ――中央環境審議会大気環境部会における議論の分析

第2部 食品リスクの管理

 食品・農水産物の生産工程管理と認証――グローバル化と食の安全・安心

書評掲載案内

■『ジュリスト』2024年3月号P88にて掲載。
評者:久末弥生(大阪公立大学教授)