書籍詳細:宇宙流体力学の基礎[改訂版]
シリーズ:シリーズ宇宙物理学の基礎
宇宙物理学の基礎 第1巻 宇宙流体力学の基礎[改訂版]
- 紙の書籍
- 電子書籍
定価:税込 3,960円(本体価格 3,600円)
紙の書籍・POD・アーカイブズの価格を表示しています。
電子書籍の価格は各ネット書店でご確認ください。
電子書籍の価格は各ネット書店でご確認ください。
在庫あり
紙の書籍のご購入
内容紹介
天体に共通する現象を理解し基礎理論を学ぶ。宇宙空間の流体力学を扱う第1巻に、銀河の構造や宇宙論を含めて充実させた改訂版。
目次
Chapter1 宇宙流体力学
1.1 宇宙流体の特徴
1.2 緩和時間と流体近似
1.3 宇宙の流体現象
1.4 自己重力流体
1.5 重力多体系
1.6 宇宙流体力学の基礎方程式
Chapter1の章末問題
Chapter2 天体の大気と形状
2.1 静水圧平衡と状態方程式
2.2 太陽コロナの構造
2.3 回転星の大気
2.4 近接連星の形状
Chapter2の章末問題
Chapter3 星の構造
3.1 自己重力とビリアル定理
3.2 星の内部構造
3.3 自己重力等温ガス球の構造
3.4 自己重力等温回転ガス体の構造
Chapter3の章末問題
Chapter4 恒星系の構造
4.1 衝突系と無衝突系
4.2 激しい緩和
4.3 重力多体系の平衡形状
4.4 重力熱力学的不安定
4.5 力学的摩擦
Chapter4の章末問題
Chapter5 宇宙ジェットと太陽風
5.1 定常流とベルヌーイの式
5.2 ノズル中の流れ
5.3 宇宙ジェットのビーム流
5.4 太陽風と球対称降着流
5.5 ダスト-ガス混相流の球対称降着
Chapter5の章末問題
Chapter6 円盤降着流と降着円盤
6.1 遠心力風と円盤降着流
6.2 降着円盤と標準モデル
6.3 移流優勢降着流と相似解
6.4 外部加熱を受けた照射円盤
Chapter6の章末問題
Chapter7 星と降着円盤の振動と波動
7.1 線形化と音波
7.2 地球大気と恒星大気の重力波
7.3 降着円盤の慣性振動
7.4 星の脈動
7.5 混相流体の波動
Chapter7の章末問題
Chapter8 星と星間の衝撃波
8.1 衝撃波の発生と形成
8.2 衝撃波の基礎関係式
8.3 太陽風の定在衝撃波
8.4 超新星爆発の衝撃波
8.5 斜め衝撃波と弓状衝撃波
8.6 さまざまな物理状況での衝撃波
Chapter8の章末問題
Chapter9 星と星間ガスの流体不安定
9.1 平衡状態と対流不安定性
9.2 流体の不連続面で起こる不安定性
9.3 回転ガス系の力学的不安定
9.4 熱的不安定性
9.5 星間ガスにおける乱流
Chapter9の章末問題
Chapter10 星と銀河のジーンズ不安定
10.1 重力不安定(ジーンズ不安定)
10.2 平板と円筒のジーンズ不安定
10.3 回転円盤の重力不安定
Chapter10の章末問題
Chapter11 銀河の渦状構造と棒状構造
11.1 銀河の渦状構造
11.2 銀河の渦状ポテンシャル中の流れと銀河衝撃波
11.3 銀河の棒状構造とガスの流れ
Chapter11の章末問題
Chapter12 膨張宇宙と天体形成
12.1 膨張宇宙モデル
12.2 膨張宇宙における密度ゆらぎの成長
12.3 初代天体の形成
Chapter12の章末問題
付録
流体力学の基礎方程式
状態方程式
基礎方程式のまとめ
混相流体の基礎方程式
参考文献
定数表
章末問題の略解
索引
書評掲載案内
■『月刊天文ガイド』 2023年1月号P82にて掲載