書籍詳細:統合失調症という問い

統合失調症という問い 脳と心と文化

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定価:税込 3,630円(本体価格 3,300円)
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在庫あり
発刊年月
2022.11
ISBN
978-4-535-98518-6
判型
A5判
ページ数
240ページ
Cコード
C3047
ジャンル

内容紹介

疾患概念の誕生以来、謎であり続けてきた統合失調症という病。精神病理学、生物学、医療人類学等、様々な視点からその謎に迫る。

目次

第1章 「統合失調症という問い」とはどういう問いか……村井俊哉

第2章 「統合失調症という問い」に生物学が答えようとしたこと
      ……糸川昌成

第3章 文化と統合失調症——医療人類学的視点……北中淳子

第4章 精神病理学はどのように統合失調症を捉えそこなってきたか
      ……深尾憲二朗

第5章 このままじゃいけない統合失調症概念
      ——精神障害の具象化問題をめぐる
      ドン・キホーテとサンチョ・パンサ……大前 晋

第6章 統合失調症の責任能力について——「純粋精神医学」の立場から
      ……古茶大樹

第7章 統合失調症再考―ジャネの「社会的感情論」を手がかりに
      ……江口重幸

第8章 一続きの「私」——ある種の統合失調症的体験において
    それはどこで断片化するのか……兼本浩祐

第9章 計算論的精神医学の視点からみた統合失調症……山下祐一

第10章 反精神医学からスキゾ分析へ
      ——統合失調症と自然環境問題のあいだ……村澤真保呂

座談会 統合失調症をみるということ……古茶大樹・糸川昌成・村井俊哉