書籍詳細:冷戦とアイゼンハワー政権の宇宙政策

冷戦とアイゼンハワー政権の宇宙政策

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発刊年月
2023.03
ISBN
978-4-535-52686-0
判型
A5判
ページ数
264ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

1次資料に基づきアイゼンハワー政権(1953~61年)の宇宙政策を明らかし、かつ今日の宇宙空間をめぐる様々の問題に示唆を与える。

目次

序 章 宇宙をめぐる国際関係の展開と歴史研究

1 研究の背景――国際関係の舞台としての宇宙
2 本書の目的と意義
3 本書の構成


第1章 アイゼンハワー政権と米国の安全保障

はじめに
1 アイゼンハワー政権の発足
2 アイゼンハワー政権の安全保障政策
3 軍事技術の発展と国際関係の変容
おわりに


第2章 奇襲攻撃の脅威への対応と宇宙空間の利用可能性

はじめに
1 キリアン委員会による研究
2 対ソ情報収集能力の強化
3 オープンスカイズ
4 宇宙空間の利用可能性
おわりに


第3章 米国の科学衛星計画

はじめに
1 NSC5520の策定……
2 米国の科学衛星計画の二面性
3 米ソ対立の新たな様相と宇宙活動
おわりに


第4章 米国のロケット開発の歴史と科学衛星計画の進展

はじめに
1 米国におけるロケット開発の歴史と軍による提案
2 科学衛星計画の選定
3 ヴァンガード計画の進展
4 陸軍によるミサイル計画
おわりに


第5章 スプートニクとアイゼンハワー政権の宇宙政策

はじめに
1 世界初の人工衛星スプートニク
2 アイゼンハワー政権の対応
3 スプートニク2号と米国の安全保障
4 米国による人工衛星の打ち上げ
おわりに


第6章 NASAの設立――米国の宇宙開発利用体制の形成

はじめに
1 「全体的な冷戦」と米国の科学技術
2 米国の宇宙政策の見直し
3 宇宙活動の実施体制の形成
おわりに


第7章 CORONA計画――宇宙空間と米国の安全保障

はじめに
1 米国の安全保障と宇宙空間の軍事利用
2 米国の偵察衛星計画の進展
3 U-2型偵察機撃墜事件
4 偵察衛星による対ソ情報収集の開始
おわりに


終 章

主要参考文献
あとがき