書籍詳細:統治機構論の基層

統治機構論の基層

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在庫なし
発刊年月
2023.06
ISBN
978-4-535-52595-5
判型
A5判
ページ数
352ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

憲法学における統治機構論を進展させる挑戦的な研究書。著者独自の議会制の歴史研究のアプローチも発揮した斬新な研究。

目次

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第Ⅰ部 憲法秩序の特質
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 第1講 秩序形成プロセスと憲法

 第2講 立憲主義の過去・現在・未来

 第3講 憲法留保

 第4講 インフォーマルな憲法秩序

 第5講 新たな秩序形成プロセス

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第Ⅱ部 秩序形成の現代的課題
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 第6講 議会留保

 第7講 委任立法の「内容・目的・範囲」

 第8講 権力分立と正統性

 第9講 ガバナンス

 第10講 私化時代の法定立

 第11講 予防的規範統制──政府内部における憲法適合性の確保

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第Ⅲ部 統治と透明性
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 第12講 透明性の原理

 第13講 立法事実と立法資料──司法判断の理由付け

 第14講 公共空間と秘密

 第15講 アルスとしての裁判

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第Ⅳ部 政治空間としての議会
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 第16講 政治空間と法──議場構造の憲法学

 第17講 議員特典再考
     ──補講1 両院制と議員特典
     ──補講2 地方議会における議員特典

 第18講 議会先例の形成

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第Ⅴ部 憲法秩序と政党
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 第19講 政党をめぐる憲法秩序
     ──補講3 議員活動費と選挙費用

 第20講 現代国家の3層モデル──ネットワーク国家


書評掲載案内

■『法学セミナー』2018年7月号(762号)61-66頁
評者:山本龍彦(慶応義塾大学教授)
「制度的リアリズムの憲法学――赤坂幸一「統治機構論探訪」を読んで」

関連情報ファイル

『法学セミナー』2018年7月号(762号)61-66頁掲載の書評

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