書籍詳細:自然アクセス
自然アクセス 「みんなの自然」をめぐる旅
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定価:税込 2,640円(本体価格 2,400円)
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内容紹介
一定の条件のもと自然環境を享受する権利=万人権を軸に、遠くなった自然を取り戻し、自然とのあるべき関係を問い直す思索の旅。
目次
第1章 今なぜ自然アクセスなのか——遠く離れた自然を取り戻す
1 どれほど「遠くなった」のか?
2 なぜこんなに自然が遠くなったのか?
3 過少利用のパラドックスの内実
4 あらためて問われる「自然は誰のものか」
第2章 ノルウェーの旅——万人権が紡ぎ出す人と自然の関係
1 旅の準備
2 万人権の実際——春
3 夏のベリー摘み
4 幼児教育と万人権
5 冬の万人権
6 まとめ——万人権の実像
第3章 スウェーデンの旅——長く国民に支持されてきた万人権
1 アクセスを楽しむ場としての自然の広がり
2 スウェーデンの人々の野外生活のひとこま
3 世代を超え、自然アクセスを楽しむために
4 技法と作法を身体で覚えて楽しむ野外生活
5 組織的な野外活動の基盤をつくる政府とアソシエーション
6 就学前教育と家族が育む自然アクセス
7 野外活動の背後を成す童話の世界を旅する
第4章 フィンランドの旅——自然に親しむ者が自然を守る
1 森と湖の国フィンランド
2 フィンランドの森にアクセスする
3 フィンランドの水辺にアクセスする
4 フィンランドの自然アクセスの課題と対応
第5章 英国の旅——変化しつづける自然アクセスの世界
1 コモンズ保全から自然アクセス制へ——市民が獲得した権利
2 自然アクセスを可能にするしくみ
3 自然を愛でる文学や思想が持つ力
第6章 スイスの旅——身近な森を気軽に楽しむ人々
1 クリスマスのチューリヒ
2 普段の暮らしに溶け込む森
3 子ども時代から育まれる森との関係
4 スイスの森林アクセス権——権利と責任
5 森へ誘う道と標識
6 スイスの人々の多様性
第7章 ドイツの旅——自然の中をガシガシ歩く
1 森の国ドイツ
2 森や村落風景などを楽しむヴァンデルング
3 森林アクセス権への道のり
4 ドイツの森林アクセス権
5 なぜドイツの人々はヴァンデルングが好きなのか?
第8章 米国の旅——強固な私有制下で創り出される自然アクセス
1 旅の準備——自然アクセス事情と自然
2 ノースカロライナ州の自然アクセスを訪ねて
3 米国における自然アクセスを実現するしくみ
第9章 日本の旅の始まり——日本は自然アクセスに恵まれた国か
1 日本人の自然に対する眼差し
2 自然の恵みをともに享受する考え方
3 海辺の危機からの問い——「浜辺は誰のものか」
4 伝統的コモンズを拓く自然アクセスの試み
第10章 旅の終わりに——「みんなの自然」への道筋
1 初心者トラベラーの旅ノート——人と自然を近づけるには
2 旅から考える自然アクセスの未来——自然アクセス制を創るには
3 自然アクセス研究の源流から未来を見つめる
*******************************************
【執筆者紹介】
嶋田大作(しまだ・だいさく)
龍谷大学農学部准教授
専門:環境経済学・政策学、農林経済学
齋藤暖生(さいとう・はるお)
東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林樹芸研究所所長
専門:森林政策学、植物・菌類民俗
石崎涼子(いしざき・りょうこ)
博士(学術)
国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所チーム長
専門:森林政策学
神山智美(こうやま・さとみ)
博士(法学)
富山大学学術研究部社会科学系(経済学部)教授
専門:環境法・行政法
1 どれほど「遠くなった」のか?
2 なぜこんなに自然が遠くなったのか?
3 過少利用のパラドックスの内実
4 あらためて問われる「自然は誰のものか」
第2章 ノルウェーの旅——万人権が紡ぎ出す人と自然の関係
1 旅の準備
2 万人権の実際——春
3 夏のベリー摘み
4 幼児教育と万人権
5 冬の万人権
6 まとめ——万人権の実像
第3章 スウェーデンの旅——長く国民に支持されてきた万人権
1 アクセスを楽しむ場としての自然の広がり
2 スウェーデンの人々の野外生活のひとこま
3 世代を超え、自然アクセスを楽しむために
4 技法と作法を身体で覚えて楽しむ野外生活
5 組織的な野外活動の基盤をつくる政府とアソシエーション
6 就学前教育と家族が育む自然アクセス
7 野外活動の背後を成す童話の世界を旅する
第4章 フィンランドの旅——自然に親しむ者が自然を守る
1 森と湖の国フィンランド
2 フィンランドの森にアクセスする
3 フィンランドの水辺にアクセスする
4 フィンランドの自然アクセスの課題と対応
第5章 英国の旅——変化しつづける自然アクセスの世界
1 コモンズ保全から自然アクセス制へ——市民が獲得した権利
2 自然アクセスを可能にするしくみ
3 自然を愛でる文学や思想が持つ力
第6章 スイスの旅——身近な森を気軽に楽しむ人々
1 クリスマスのチューリヒ
2 普段の暮らしに溶け込む森
3 子ども時代から育まれる森との関係
4 スイスの森林アクセス権——権利と責任
5 森へ誘う道と標識
6 スイスの人々の多様性
第7章 ドイツの旅——自然の中をガシガシ歩く
1 森の国ドイツ
2 森や村落風景などを楽しむヴァンデルング
3 森林アクセス権への道のり
4 ドイツの森林アクセス権
5 なぜドイツの人々はヴァンデルングが好きなのか?
第8章 米国の旅——強固な私有制下で創り出される自然アクセス
1 旅の準備——自然アクセス事情と自然
2 ノースカロライナ州の自然アクセスを訪ねて
3 米国における自然アクセスを実現するしくみ
第9章 日本の旅の始まり——日本は自然アクセスに恵まれた国か
1 日本人の自然に対する眼差し
2 自然の恵みをともに享受する考え方
3 海辺の危機からの問い——「浜辺は誰のものか」
4 伝統的コモンズを拓く自然アクセスの試み
第10章 旅の終わりに——「みんなの自然」への道筋
1 初心者トラベラーの旅ノート——人と自然を近づけるには
2 旅から考える自然アクセスの未来——自然アクセス制を創るには
3 自然アクセス研究の源流から未来を見つめる
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【執筆者紹介】
嶋田大作(しまだ・だいさく)
龍谷大学農学部准教授
専門:環境経済学・政策学、農林経済学
齋藤暖生(さいとう・はるお)
東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林樹芸研究所所長
専門:森林政策学、植物・菌類民俗
石崎涼子(いしざき・りょうこ)
博士(学術)
国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所チーム長
専門:森林政策学
神山智美(こうやま・さとみ)
博士(法学)
富山大学学術研究部社会科学系(経済学部)教授
専門:環境法・行政法
書評掲載案内
■『林業経済』令和6年5月20日発行に書評掲載
評者:高橋卓也(滋賀県立大学)
■『森林科学』2024年6月号に書評掲載
評者:鈴木春彦(豊田市)
評者:高橋卓也(滋賀県立大学)
■『森林科学』2024年6月号に書評掲載
評者:鈴木春彦(豊田市)