書籍詳細:「核兵器廃絶」と憲法9条

「核兵器廃絶」と憲法9条

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定価:税込 1,980円(本体価格 1,800円)
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在庫あり
発刊年月
2023.12
ISBN
978-4-535-52771-3
判型
四六判
ページ数
260ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

反核平和を信条とする法律家が核兵器を廃絶したい、憲法9条を護り世界に広げたいと考え、行動する全ての人々に送るメッセージ。

目次

まえがき
「賢人会議」への要望書

序 章 核兵器廃絶と憲法9条
    ——ヒトは核兵器をなくすことができるのか

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第1章 迫りくる核戦争の危機
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一 心ある人たちの警告

二 「核戦争は戦ってはならない」は世界の「公理」

三 「公理」になっている理由

四 核戦争は本当に起きるのだろうか

五 もう一度世界の現状を確認しておく

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第2章 日本政府は私たちをどこに導こうとしているのか
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はじめに 

一 政府は日本をどこに導こうとしているのか

二 複雑困難な安全保障環境の正体

三 米国の対中政策と日米関係

四 国内の補完勢力

五 対抗軸としての核抑止論評価

六 対抗軸としての非軍事平和思想

七 核兵器も戦争もない世界はユートピアではない

八 核兵器と戦争の関係

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第3章 核兵器と軍事力の呪縛から免れない人たち
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一 ロシアの核兵器使用はあるか!? 
   ——核廃兵器絶を視野に議論しよう

二「破滅への道を避ける知性」が求められている
   ——『毎日新聞』社説の知性と「反知性」

三 北朝鮮の核兵器先制使用政策——朝鮮戦争の休戦から終結へ 

四 「広島ビジョン」は平和をもたらすのか 
   ——「広島サミット」は核兵器保有国間の対立を深めている

五 現代の核抑止論二題——たまご論とかかし論

コラム 核兵器について本音で話そう

六 日本は核武装すべきではない
   ——エマニュエル・トッド氏のお勧めを拒否する

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第4章 反核平和を考える
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一 靖國神社遊就館で考えたこと

二 罅(ひび)入りてやがて粉々に砕けたる あれは地球であったか知れず

三 「狂った人間だけが核を使える」
   ——ムシャラフ元パキスタン大統領の述懐

四 抑止力に代わるものは何か
   ——平和を愛する諸国民の公正と信義は対案たりえないのか

五 自衛隊に新たな「タガ」をはめる必要性
  ——阪田雅裕氏が訴えかけていること

六 所沢から沖縄のたたかいへの連帯!!
   ——日米政府はなぜ辺野古にこだわるのか

七 「アジアの未来」研究会の政策提言を読む

八 内藤功著『自衛隊違憲論の原点』に学ぶ


コラム 平和へ 今こそ外交を
     ——元外務審議官田中均氏へのインタビューを読む

コラム 公開書簡 「九条の会」への感謝と期待

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第5章 韓国の反核平和運動
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一 韓国の反核運動の紹介
   ——「民衆法廷」と「米国法廷訴訟」の準備

二 韓国人被爆者にとっての原爆投下の軍事的・政治的意味
   ——日本の反核法律家の視点から

コラム 「未来志向の新たな時代」が意味すること
     ——日韓の首脳が無視したことと優先したこと


あとがき——「市民社会」を信じて
喜寿のお祝いによせて……村山志穂