書籍詳細:憲法訴訟の実務と学説

憲法訴訟の実務と学説

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発刊年月
2023.12
ISBN
978-4-535-52753-9
判型
A5判
ページ数
384ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

近年活性化する憲法訴訟の動向を踏まえ、実務家と研究者が協働して憲法訴訟実務の一層の洗練と憲法訴訟論の深化をめざした研究の成果。

目次

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第Ⅰ部 司法権
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憲法裁判と司法権……野坂泰司

地方議会の自律的権能と司法審査
――岩沼市議会議員出席停止処分事件大法廷判決の意義と射程
  ……渡辺康行

裁判員の権限と義務――裁判員の「独立」を軸として
  ……小西葉子

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第Ⅱ部 憲法訴訟の理論と技術
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それでも基準は二重である?
――「二重の基準」をめぐる政治力学……江藤祥平

憲法判例と比例原則――判例法理の内在的発展の可能性
  ……柴田憲司

違憲審査基準の要件事実的考察……井桁大介

憲法訴訟における「事実」……御幸聖樹

憲法裁判における裁判所と当事者の役割分担……嘉多山宗

「『目的』と『手段』の2段構え」の型をとらない憲法判断
――処分審査を中心に……大石和彦

「処分」違憲審査――憲法事実としての事案類型……岩井信

救済を視野に入れた憲法上の実体的な権利の構成
――同性婚訴訟を手掛かりとして……巻美矢紀

憲法上の救済としての合憲拡張解釈……白水隆

選挙訴訟の主観的性格と客観的性格
――ドイツ選挙審査抗告と対比して……畑尻剛

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第Ⅲ部 憲法訴訟の現状
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憲法訴訟のために実務家と研究者にできること
――在外日本人国民審査権訴訟の留書き……吉田京子

憲法9条と「法的保護に値する利益」に関する一考察
――安保法制違憲国賠訴訟を題材に……青井未帆

公共施設の使用許可と集会の自由
――金沢市庁舎前広場事件を中心に……神橋一彦

国民の知る権利と番組編集準則をめぐる憲法訴訟
  ……西土彰一郎

生活保護基準の改定に係る厚生労働大臣の裁量の範囲について
  ……巽智彦

生存権訴訟の類型化と審査のあり方
――自由権的側面を起点として……松本奈津希

ヘイトスピーチに対する民事的規制について……佃克彦

著作権と表現の自由――媒介者の観点から……小町谷育子

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第Ⅳ部 裁判官
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[インタビュー]
大橋正春・鬼丸かおる元最高裁判事に聞く
  ……大橋正春、鬼丸かおる、渡辺康行、嘉多山宗、巻 美矢紀