書籍詳細:伝聞法則に強くなる[第2版]

伝聞法則に強くなる[第2版]

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定価:税込 2,200円(本体価格 2,000円)
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在庫あり
発刊年月
2023.12
ISBN
978-4-535-52774-4
判型
A5判
ページ数
224ページ
Cコード
C3032
ジャンル
難易度
テキスト:中級

内容紹介

刑事訴訟法の試験で頻出し、学習のなかでの最難関の一つといえる伝聞法則を、刑訴法理論と実務研究の第一人者が解説。改訂第2版。

目次

序 章 伝聞法則を学ぶ意味


第1章 伝聞証拠とは何か

 1 条文を読む
 2 供述とは何か
 3 供述証拠という概念
 4 立証趣旨と要証事実
 5 要証事実の確定
 6 第1章のまとめ


第2章 伝聞証拠禁止原則の意味

 1 伝聞概念の再確認
 2 伝聞証拠の3形態
 3 機械的記録と伝聞法則
 4 公判供述と公判外供述の違い
 5 伝聞証拠禁止原則と証人審問権の関係
 6 伝聞証拠禁止原則と直接主義の関係
 7 第2章のまとめ


第3章 伝聞・非伝聞の区別

 1 供述ではない情報
 2 供述証拠ではない供述
 3 現在の心理状態の供述
 4 共謀過程での発言・メモの扱い
 5 非伝聞の3段階


第4章 伝聞例外の体系

 1 伝聞例外を考える前に
 2 伝聞例外の体系
 3 刑訴法321条1項の伝聞例外
 4 321条2項の伝聞例外


第5章 伝聞例外としての検面調書

 1 2号書面の伝聞例外
 2 2号前段の要件
 3 2号後段の要件
 4 2号書面の位置


第6章 検証調書の伝聞例外

 1 条文を読む
 2 3項の適用対象
 3 真正作成証言
 4 鑑定書の伝聞例外
 5 第6章のまとめ


第7章 実況見分調書と立会人の指示説明

 1 実況見分の目的と立会人の説明
 2 指示説明記載の扱い
 3 再現実況見分調書の扱い
 4 同意の効果
 5 第7章のまとめ


第8章 供述のビデオ記録の伝聞例外

 1 録音録画された供述の伝聞例外
 2 321条の2の伝聞例外
 3 321条の3の伝聞例外


第9章 被告人の公判外供述

 1 条文を読む
 2 不利益事実の承認
 3 自白調書採用の手順
 4 画像記録の扱い
 5 第9章のまとめ


第10章 業務上書面・伝聞供述・再伝聞

 1 業務上書面
 2 伝聞供述
 3 再伝聞証拠の扱い
 4 第10章のまとめ


第11章 当事者の意思による伝聞例外

 1 同意による伝聞例外
 2 同意の要件
 3 同意の効果
 4 合意書面


第12章 共同被告人と伝聞法則

 1 併合審理と証拠関係の個別性
 2 共同被告人の公判供述
 3 弁論の分離と証人尋問
 4 共同被告人の公判外供述


第13章 供述の証明力を争うための証拠

 1 補助証拠としての公判外供述
 2 平成18年判例
 3 自己矛盾供述以外の利用可能性
 4 証明力を争う対象
 5 補助事実の立証方法
 6 第13章のまとめ


司法試験出題と例題の対応関係