書籍詳細:感化法と親権

青山学院大学法学叢書 第8巻 感化法と親権 児童福祉法と親権に関する予備的考察

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発刊年月
2024.03
ISBN
978-4-535-52750-8
判型
A5判
ページ数
368ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

帝国議会議事録や関連資料をもとに感化法関連規定の制定過程、改正経緯などを明らかにして、その問題性を民法の視点から検討する。

目次

第一章 感化法の概要


第二章 感化院に入院し得る者

第1節 遊蕩・乞丐・悪交者

  第1 適当の親権を行う者若しくは適当の
     後見人がないこと
  第2 遊蕩又は乞丐を為し,
    若しくは悪交があると地方長官が認めたこと

第2節 懲戒場対象者

  第1 旧法第882 条の成立
  第2 懲戒場対象者の入院


第三章 入退院の手続

第1節 入院の手続

第2節 退院の手続


第四章 感化院長の権限

第1節 感化院長の権限

第2節 感化教育と親権

第3節 感化法における親権の規律の検討

第4節 成年在院者に対する権限


第五章 英国法との対比

第1節 窪田靜太郎による英国の制度の紹介

第2節 英国の矯正学校法及び授産学校法の概要

 第1 認証矯正学校、認証授産学校
 第2 対象者
 第3 入校及び退校の手続
 第4 管理者の権限、親の権限
 第5 親の費用負担 

第3節 検討

 第1 対象者
 第2 親の権利の制限
 第3 親の費用負担
 第4 入院及び入校の手続


第六章 感化法第1 次改正(1908 年)

第1節 刑法の改正

 第1 刑法の改正
 第2 監獄法・刑法施行法の制定

第2節 感化法の改正
 第1 改正の目的
 第2 感化院に入院し得る者
 第3 入院の手続
 第4 小括


第七章 感化法第2次改正(1922 年)

第1節 少年法、矯正院法の制定

 第1 少年法及び矯正院法の成立
 第2 対象者――「少年」
 第3 「刑罰法令ニ触ルル行為ヲ為シ又ハ刑罰法令ニ
   触ルル行為ヲ為ス虞アル少年」
 第4 保護処分
 第5 少年審判所の組織・手続
 第6 矯正院の長の権限
 第7 感化法と少年法の関係――感化院と矯正院との関係
 第8 小括――矯正院の長の権限という観点から

第2節 感化法の改正


むすびにかえて