書籍詳細:民主主義法学の憲法理論

民主主義法学の憲法理論

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  • 紙の書籍
定価:税込 7,480円(本体価格 6,800円)
在庫僅少
発刊年月
2024.09
ISBN
978-4-535-52737-9
判型
A5判
ページ数
562ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

2020年4月に逝去した憲法研究者・森英樹の、2022年『マルクス主義法学の史的研究』と対になる、森憲法学を集大成する憲法論文集。

目次

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第Ⅰ部 基礎理論・グローバル化・公共圏
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第Ⅰ部 解題……愛敬浩二

第一章 戦後憲法学の方法論争
    ──「憲法の科学」と「憲法の解釈」の関係をめぐって

第二章 資本主義国家と社会主義国家

第三章 国家の「ゆらぎ」と憲法

第四章 「グローバル化」変動と憲法
    ──対抗軸形成への予備的考察

第五章 憲法学と公共性論

第六章 憲法における公共性

第七章 憲法と公共・公共性・公共圏──序論的考察

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第Ⅱ部 議会制・選挙制・政党制
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第Ⅱ部 解題……本秀紀

第一章 現代日本の立法機関とその作用

第二章 内閣政治と審議会・諮問機関

第三章 国政調査権の行使

第四章 日本国憲法と政党
    ──政党国庫補助システム導入の憲法論を手掛りに

第五章 現代の憲法と政党
    ──ドイツにおける政党国家と国家政党

第六章 「憲法と政党」再訪

第七章 企業献金と憲法・民主主義──各国比較への序論

第八章 「政治改革」と憲法

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第Ⅲ部 人権と「安全・安心」
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第Ⅲ部 解題……大河内美紀

第一章 人権保障の限界とその「克服」についての一考察

第二章 現代の所有と「財産権」

第三章 経済活動と憲法

第四章 労働と自由

第五章 憲法理論史における労働基本権論

第六章 最高裁判決における「議会制民主主義」論

第七章 憲法学における「安全」と「安心」

第八章 「戦う安全国家」と個人の尊厳

第九章 西独における基本権論の動向

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第Ⅳ部 平和主義・改憲問題・憲法運動
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第Ⅳ部 解題……愛敬浩二

第一章 「二つの法体系」論の原点と現点

第二章 「六〇年安保」から五〇年──原点と現点

第三章 憲法運動論の五〇年


書評掲載案内

■2024年11月10日付『しんぶん赤旗』8面にて掲載。
「憲法問題の焦点への的確な視座」
評者:小沢隆一(東京慈恵会医科大学名誉教授)