書籍詳細:日本の金融・通貨政策の岐路

日本の金融・通貨政策の岐路 明治~令和

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発刊年月
2024.06
ISBN
978-4-535-54047-7
判型
四六判
ページ数
308ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

明治以降の通貨と金融政策は日本にいかなる影響を与えたのか。
また、それらの政策がいかにして選択されたのかを解明する。

目次

第一章 黒田緩和とその前夜

 一 黒田緩和前夜
 二 黒田日銀の金融緩和策
 三 物価至上主義と新日銀法の欠陥


第二章 黒田緩和の功罪

 一 長期の平成デフレ
 二 黒田緩和の評価
 三 黒田緩和失敗の原因
 四 平成デフレの終息と遺された課題


第三章 圓の選択

 はじめに
 一 明治新政府による新貨の鋳造
 二 新貨名「圓」はいかにして決定されたか
 三 「圓」の成立と将来


第四章 明治幣制と銀行誕生秘話

 一 金銀複本位制の採用
 二 金銀複本位制と貿易
 三 政府による銀行制度の育成
 四 国立銀行の設立と廃止


第五章 松方改革と金本位制

 一 不換紙幣の膨張と整理
 二 松方正義による政府紙幣整理
 三 松方デフレ
 四 金本位制確立の経緯
 五 明治中後期幣制と貿易


第六章 揺らぐ金本位制と金解禁

 一 明治末期及び大正初期の苦境
 二 第一次大戦と金輸出停止
 三 濱口民政党内閣による金解禁
 四 金解禁による昭和恐慌
 五 国際金本位制の崩壊


第七章 戦後通貨体制と通貨の攻防

 一 ブレトンウッズ体制
 二 戦後復興、高度成長、金融政策
 三 変動相場制とオイル・ショック
 四 日米貿易摩擦とプラザ戦略
 五 一九七〇~八〇年代の金融政策