書籍詳細:起こりうる最悪のこと

起こりうる最悪のこと 分断の政治がもたらす人類絶滅リスク

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,970円(本体価格 2,700円)
在庫あり
発刊年月
2024.08
ISBN
978-4-535-54084-2
判型
四六判
ページ数
256ページ
Cコード
C3030
ジャンル

内容紹介

パンデミック、核戦争、地球温暖化…そんな人類滅亡の脅威を悪化させるポピュリズムに我々はどう立ち向かうか。中林美恵子氏推薦!

目次


第1章 なぜ未来は重要なのか 

人類に残された時間 
死者が増えるほど気にかけなくなる? 
メディアの変化とポピュリズム 
章ごとの内容 


第2章 悪い菌 

人類と感染症との闘い 
新型コロナウイルス 
生物兵器としての感染症 
合成生物学のリスク 
感染症に対しての備え 
バイオテロへの対策 


第3章 第二の金星 

4℃上昇の想定は適切なのか 
温暖化の影響──猛暑、災害、海面上昇… 
意識されにくい温暖化の影響 
気候変動に対するさまざまな反応 
排出削減をもたらす方法 


第4章 僕らが最初に原爆を手に入れた 

核戦争の一歩手前 
相互確証破壊の綻び 
核兵器のさらなる広がり 
第二マンハッタン計画 


第5章 最後の発明 

人工知能はどこまで進歩するか 
人工知能はどのような危害をもたらしうるか 
楽観論と悲観論 
人工知能の安全性を高めるために 


第6章 起こる確率はどれくらいか 

それぞれの人類存亡リスクの確率 
未知の未知リスク 
人類存亡リスクの確率は6分の1 


第7章 ポピュリストリスク 

ポピュリズム支持の高まり 
ポピュリズム台頭の五つの要因 
ポピュリストは長期的問題の解決には適していない 


第8章 民主主義の死 

民主主義の死 
民主主義の後退は世界的傾向 
独裁者が犯す七つの大罪 
過去と現代の違い 
民主主義の後退は決して他人事ではない 


第9章 政治を改善する 

選挙制度を改善する方法 
柔らかいガードレール 
民主主義の積極的弁護 


第10章 終わり

なぜ存亡リスクに注目する必要があるのか 
それぞれのリスクへの対策 
古代ストア派哲学の教え 
党派を超えた協力は不可能ではない