書籍詳細:家永三郎の思想史的研究

家永三郎の思想史的研究 その生涯・学問・実践と「否定の論理」

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  • 紙の書籍
定価:税込 7,150円(本体価格 6,500円)
在庫あり
発刊年月
2024.09
ISBN
978-4-535-58784-7
判型
A5判
ページ数
604ページ
Cコード
C3020
ジャンル

内容紹介

これまでの家永三郎研究史を出発点とし、家永の思想の根幹をなす「否定の論理」と呼ばれる哲学的思索の探究を試みる。

目次

序論 家永三郎研究の基本方針

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第一部 家永三郎研究の課題と方法
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第一章 家永三郎研究の歴史的過程

第二章 家永三郎研究の現段階
    ——先行論文の評価基準の確立

第三章 家永三郎研究の論点整理

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第二部 家永三郎の思想的実践的生涯
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第四章 思想的生涯の出発点
    ——少年~青年時代に関する新発見の史料を中心に

第五章 史学方法論の確立——大学生時代を中心に

第六章 民主主義精神と学問の自由認識について
    ——東京教育大学文学部の運営実践との関わりから

第七章 民主主義精神の試練に耐える
    ——東京教育大学の筑波移転問題を中心に

第八章 家永三郎と教科書裁判
    ——生涯にわたる教科書との関わりとその歴史的意義

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第三部 家永三郎の学問と思想
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第九章 家永三郎の学問業績の全体像
    ——問題意識の発展過程を視角として

第十章 家永三郎における否定の論理の発達

第十一章 家永三郎の学問方法とその深化
     ——家永思想史学の確立と法史学の開拓を中心に

第十二章 天皇・天皇制観の変遷
     ——一九三〇年代から一九五〇年代を中心に

第十三章 家永法史学の方法的特長
     ——「進歩主義」評価への批判と苦悶的主体性の摘示を中心に

第十四章 家永三郎の文学・芸術的素養
——文芸への関心と研究実践との関係

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第四部 家永三郎の歴史的意義と今後の展望
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第十五章 家永三郎の人類史的意義
     ——平和主義・民主主義の理念との関連

第十六章 「否定の論理」の論理構造とその展望
     ——将来の家永研究に向けた研究事例の提示を兼ねて

結語


付録
史料 青年時代に関する史料
家永三郎研究参考文献一覧