書籍詳細:行政法2 行政救済法

行政法2 行政救済法

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在庫あり
発刊年月
2024.08
ISBN
978-4-535-52823-9
判型
A5判
ページ数
284ページ
Cコード
C3032
ジャンル
難易度
テキスト:初級

内容紹介

著者の単独執筆による基本書第2弾。考え方の背景から丁寧に説き、演習問題とその解説を付すスタイルで、第2弾は救済法を扱う。

目次

第13章 行政救済制度の役割

 1 行政救済法を学ぶ意義
 2 行政救済制度の目的と種類
 3 行政救済制度の歴史と現状
 4 行政事件における裁判を受ける権利の保障
 5 本章のまとめ──行政救済制度の課題


第14章 行政上の苦情処理と行政不服審査

 1 救済過程の中での行政苦情処理と行政不服審査
 2 行政上の苦情処理と行政審判・行政ADR
 3 行政不服審査法による権利利益の救済
 4 審査請求等の申立て・審理・裁決
 5 教示制度
 6 本章のまとめ


第15章 取消訴訟の訴訟要件(1)──処分性

 1 救済過程の中での「行政庁の処分」
 2 行政救済法における「処分」の概念
 3 「処分」該当性の検討(1)──一方性(公権力性)の有無
 4 「処分」該当性の検討(2)──法効果性の有無
 5 「処分」該当性の検討(3)──個別具体性・直接性の有無
 6 処分性と実効的な権利救済
 7 本章のまとめ


第16章 取消訴訟の訴訟要件(2)──原告適格

 1 救済過程の中での原告適格
 2 「法律上の利益」の解釈
 3 原告適格を検討するための視角
 4 第三者の原告適格の検討
 5 本章のまとめ


第17章 取消訴訟の訴訟要件(3)──訴えの利益の存続など

 1 救済過程の中での訴えの利益の存続などの訴訟要件
 2 訴えの利益の存続
 3 被告適格
 4 管轄
 5 出訴期間
 6 審査請求との関係
 7 本章のまとめ


第18章 取消訴訟の審理手続と判決

 1 救済過程の中での取消訴訟手続
 2 本案審理の手続
 3 判決の種類と効力
 4 教示制度
 5 本章のまとめ


第19章 取消訴訟以外の抗告訴訟および仮の救済

 1 救済過程の中での抗告訴訟と仮の救済
 2 無効等確認訴訟
 3 不作為違法確認訴訟
 4 義務づけ訴訟
 5 差止め訴訟
 6 無名抗告訴訟
 7 仮の救済制度
 8 本章のまとめ


第20章 当事者訴訟・民衆訴訟・機関訴訟

 1 救済過程の中での当事者訴訟・民衆訴訟・機関訴訟
 2 公法上の当事者訴訟と争点訴訟
 3 民衆訴訟――住民訴訟を中心に
 4 機関訴訟
 5 本章のまとめ


第21章 国家補償制度の概観と損失補償

 1 救済過程の中での国家補償制度
 2 国家補償制度の形成過程
 3 損失補償
 4 結果責任
 5 本章のまとめ


第22章 国・公共団体の不法行為責任

 1 救済過程の中での国家賠償法1条
 2 国家賠償法1条に基づく国・公共団体の賠償責任
 3 国賠法1条に基づく賠償請求権の成立要件
 4 求償権
 5 公務員個人の責任
 6 本章のまとめ


第23章 施設設備の設置管理責任

 1 救済過程の中での国家賠償法2条
 2 国家賠償法2条の特質
 3 公の営造物
 4 設置・管理の瑕疵
 5 損害
 6 供用関連瑕疵と差止請求
 7 求償権
 8 本章のまとめ


第24章 国家賠償法3条から6条等に関する諸問題

 1 救済過程の中での国家賠償法3条ないし6条
 2 費用負担者の賠償責任(3条)
 3 民法その他の法律の適用(4条)
 4 他の法律の適用(第5条)
 5 相互保証主義をめぐる問題(第6条)
 6 附則6項をめぐる問題
 7 本章のまとめ