書籍詳細:三農問題の社会構造

三農問題の社会構造 中国中南部農村の開発と制度

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  • 紙の書籍
予価:税込 4,620円(本体価格 4,200円)
発刊年月
2024.09(中旬)
ISBN
978-4-535-54095-8
判型
A5判
ページ数
192ページ
ジャンル
難易度
テキスト:上級

内容紹介

貧困を中心とする中国農村の「三農問題」について、中国南部の調査を通じ、社会制度・文化的規範の影響の大きさを明らかにする。

目次

序論       
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第Ⅰ部 理論的背景と地域的文脈
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第1章 経済の発展と農村労働力の移動
    ──二重経済論の主張と限界

第2章 農業生産性の向上と農民の貧困
    ──自由市場主義と緑の革命の限界

第3章 農村の発展と社会環境
    ──新制度派取引コスト理論からのアプローチ

第4章 農村社会の秩序とリーダーの役割
    ──社会行動原理からのアプローチ

第5章 社会経済政策と農業の展開
    ──土地所有制からのアプローチ

小括

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第Ⅱ部 実証的検討
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第6章 自営型小農経済と家族による福祉
    ──湖北省M市の事例

第7章 農業経営の大規模化の効果と影響
    ──湖南省S県の事例

第8章 地域営農の条件と限界──湖南省X県の事例

第9章 共有経済の創出と効果──湖南省D区の事例

終章