書籍詳細:法の科学 第55号

シリーズ:法の科学

法の科学 第55号

の画像の画像
  • 民主主義科学者協会法律部会
  • 紙の書籍
予価:税込 2,860円(本体価格 2,600円)
発刊年月
2024.09(中旬)
ISBN
978-4-535-05055-6
判型
A5判
ページ数
208ページ
ジャンル

内容紹介

シンポジウム=コロナ禍によって浮き彫りにされてきた社会矛盾と法の変容に対する対抗戦略のほか、魅力ある充実した論稿を掲載。

目次

■巻頭言
未来社会像としての持続可能社会……楜澤能生


■シンポジウム=
コロナ禍によって浮き彫りにされてきた社会矛盾と法の変容に対する対抗戦略

コロナ禍によって浮き彫りにされてきた社会矛盾と法の変容に対する対抗戦略
――「民主主義」の刷新にむけて……松宮孝明

議会制民主主義の劣化と『対抗戦略』?……小松浩

持続可能社会法学から見た労働者協同組合法……杉田和正

「都市計画提案制度」の可能性……小川祐之

冤罪事件の救済を通じた刑事司法改革の可能性……笹倉香奈

民主主義とジェンダー平等――クオータ制導入の意義……三成美保


■コロキウム=「安保関連3文書」後の憲法9条の胆力

「安全保障政策の大転換」と憲法学……奥野恒久

安保関連3文書後の沖縄とその島々
――文書の具体化の現状と問題……高良沙哉

軍事力によらない平和構築の対抗構想……飯島滋明


■コロキウム=学術と法――日本の学術・科学技術体制のあり方

企画趣旨……本多滝夫

「科学技術」政策の展開と分析……下山健治

日本学術会議が国の機関として設置されていることの意義
  ……丹羽徹


■特別企画=婚姻の平等と民主主義法学の課題

男女平等からジェンダー平等へ――21世紀日本の課題
  ……三成美穂

未定……立石直子

日本家族法における婚姻平等への課題
――同性婚をめぐる現状」に対する憲法学からのコメント
  ……大野友也

未定……鈴木 賢


■論説
「危機憲法」としての近代日本憲法史序説
――関東大震災における戒厳運用とその現代的意義
  ……長利一


■研究ノート
パンデミック条約の作成過程におけるインフォデミック管理の
現状と課題……松浦陽子


■追悼文
小田中聰樹先生を憶う……豊崎七絵


■書評
飯考行編著『子どもたちの命と生きる――大川小学校津波事故を見つめて』
  ……神戸秀彦

晴山一穂・早津裕貴『公務員制度の持続可能性と「働き方改革」』
  ……金井幸子

西愛礼『冤罪学』……新屋達之

篠田優『社会体制と社会権』……岩本一郎

森口千弘『内心の自由――アメリカの二元的保護枠組みの考察と分析から』
  ……長岡徹