書籍詳細:死と向き合う心理臨床
死と向き合う心理臨床
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定価:税込 3,740円(本体価格 3,400円)
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内容紹介
相談者やその家族の死に直面したとき、支援者は何を思うだろうか。様々な現場での受けとめと、死を捉える専門知を紹介する。
目次
序 論 「死の想念」から「死自体」へ
——心理臨床の直面する今日的課題……祖父江典人
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第Ⅰ部 死と向き合う現場から
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第1章 がん医療のそのなかで
——私の日常は、常に人の死が付きまとう……近藤麻衣
第2章 移植における生と死……岸 辰一
第3章 産科における子どもの死
——新米の薄っぺら心理士、死と出会う……福嶋 梓
第4章 精神科臨床における自殺……木村宏之
第5章 自死遺族のこころを支える……堀川聡司
第6章 自死案件を体験した学校の動揺と立ち直り……志水佑后
第7章 クィアと死
——二重の生の否定とレズビアン・ファルスの臨床的応用
……日野 映
第8章 福祉現場で死に直面する支援者の支援……浜内彩乃
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第Ⅱ部 実践を支えるための専門知
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第9章 生のなかの死、死のなかの生——現象学から見た死
……村上靖彦
第10章 死と夢——ユング派心理臨床……清水亜紀子
第11章 死と精神分析——『快感原則の彼岸』をめぐって
……細澤 仁
第12章 「豊かな死」の経済思想——ケアと福祉国家……江里口拓
第13章 孤独死と死の社会学……松宮 朝
第14章 死をおくる——人類学的な、あるいは人間学的なもの想い
……筒井亮太
おわりに——死と生と不条理……祖父江典人
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