書籍詳細:[新版]社会的選択理論への招待

[新版]社会的選択理論への招待 投票と多数決の科学

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  • 紙の書籍
予価:税込 2,530円(本体価格 2,300円)
発刊年月
2025.03(中旬)
ISBN
978-4-535-55926-4
判型
A5判
ページ数
176ページ
ジャンル
難易度
テキスト:中級

内容紹介

多数の人々の意見を集約するにはどうすればよいか。理論の実装例や、マジョリティ・ジャッジメントの解説を加えた改訂版。

目次

序 章 本書の案内

1 構成
2 特徴
3 補足


第1章 問題の出発点

1.1 ボルダルールを巡って
1.2 コンドルセの考察を巡って


第2章 正しい選択への確率的接近

2.1 陪審定理
2.2 開票後に多数派の判断が正しい確率
2.3 最尤法による「真の順序付け」の探求


第3章 ボルダルールの優越性

3.1 ボルダルールと他のルール
3.2 全員一致までの近さ
3.3 ペア比較における平均得票率の最大化
3.4 ペア全敗者を選ばない唯一のスコアリングルール


第4章 政治と選択

4.1 単峰的順序とペア全勝者の存在
4.2 実証政治理論と中位投票者定理
4.3 中位ルールと戦略的操作
4.4 ボルダルールについての補足
4.5 オストロゴルスキーとアンスコムのパラドックス
4.6 64 パーセント多数決と改憲
4.7 ギバード サタスウェイト定理


第5章 ペア比較の追求

5.1 アローの博士論文
5.2 設定
5.3 アローの不可能性定理
5.4 アローの不可能性定理の証明
5.5 満場一致性を用いない不可能性定理
5.6 単峰性のもとでの可能性定理
5.7 二択の多数決の公理化


第6章 社会厚生

6.1 社会厚生基準
6.2 レーティングへの応用
6.3 アローの不可能性定理ふたたび
6.4 自由主義のパラドックス


第7章 マジョリティ・ジャッジメント

7.1 絶対評価の集約
7.2 是認投票
7.3 マジョリティ・ジャッジメント