書籍詳細:アタッチメントを学ぼう

アタッチメントを学ぼう エピソードでつなぐ関係性の理解と支援

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,420円(本体価格 2,200円)
在庫あり
発刊年月
2025.03
ISBN
978-4-535-98544-5
判型
A5判
ページ数
192ページ
Cコード
C3011
ジャンル

内容紹介

親子関係の支援などに欠かせないアタッチメント(愛着)の視点。そのエッセンスと日常・実践への応用をエピソードを交えて紹介する。

目次


はじめに

第1章 誰もがつながりを求めている

 はじめに
 理論とその応用
 アタッチメントとは何か
 日常や実践への応用


第2章 アタッチメントの個人差——大切な人とどうつながるか

 養育者とつながるために
 アタッチメントのパターン
 アタッチメントの連続性と変化可能性
 日常や実践への応用


第3章 安定したアタッチメントを育む——養育者に必要な関わり

 子どもに安心感を与えるために
 養育者の敏感性
 子どものこころに思いを馳せて,ほどよく応答する
 日常や実践への応用


第4章 乳幼児期のアタッチメント

 アタッチメントの個人差の測定方法
 分離再会場面におけるアタッチメントのパターン
 安心基地行動についての自然観察
 日常や実践への応用


第5章 児童期のアタッチメント

 児童期の発達とアタッチメント
 児童期のアタッチメントの測定方法
 児童期のアタッチメントについての研究知見
 日常や実践への応用

コラム1 “困った”行動とアタッチメント


第6章 青年期・成人期初期のアタッチメント

 青年期・成人期初期におけるアタッチメントの発達
 養育者とのアタッチメント
 親密な他者とのアタッチメント
 日常や実践への応用


第7章 人生後半のアタッチメント

 人生後半におけるアタッチメント対象
 人生後半におけるアタッチメントの個人差
 中年期の子どもと高齢になった親との関係性
 日常や実践への応用


第8章 アタッチメントと喪失

 アタッチメント理論からみた喪失への反応
 成人アタッチメント面接における喪失経験が未解決なこころの状態
 子ども時代における養育者の喪失についての実証研究
 日常や実践への応用


第9章 アタッチメントと病理・障害

 アタッチメント障害とアタッチメントの問題
 アタッチメントと精神病理
 逆境的な経験におけるアタッチメント
 日常や実践への応用


第10章 アタッチメント理論に基づく親子関係支援

 親子関係支援プログラム
 子どもの欲求がわかるようになる
 養育者の落ち着かない気持ちを支える
 日常や実践への応用

コラム2 子どもを必要以上に叱ってしまう親
     ——虐待の未然防止を考える


第11章 アタッチメント理論と心理療法

 アタッチメントの個人差と防衛
 成人アタッチメント面接
 アタッチメントと心理療法についての研究知見
 日常や実践への応用


第12章 アタッチメントと文化

 アタッチメントの普遍性と文化特異性
 日本におけるアタッチメントの特徴
 多様な敏感性のあり方
 日常や実践への応用

おわりに