書籍詳細:被爆80年にあたっての提言

被爆80年にあたっての提言 「核兵器廃絶」と憲法9条 Ⅱ

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  • 紙の書籍
定価:税込 1,870円(本体価格 1,700円)
在庫なし
発刊年月
2025.05
ISBN
978-4-535-52872-7
判型
四六判
ページ数
236ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

2025年は被爆80年の年。この節目の年に憲法9条が示す戦争のない平和な社会を創るため、核兵器廃絶の実現を提言する。

目次


まえがき

序 章 私たちは大きな分岐点に立っている
    ——どのように希望の世界への道を選ぶのか
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第1章 核兵器も戦争もない世界を創るために
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1 田中熙巳さんのノーベル平和賞講演を活かそう

●コラム 被団協のノーベル平和賞受賞報告会と祝賀会

2 はだしのゲンと「原爆裁判」

3 「建国記念の日」と「原爆裁判」

4 能登半島地震から核廃絶を考える
  ——運に頼るのではなく自覚的な危険回避を

5 80年前、広島と長崎に何が起こったのか!?
  ——自然災害との対比で考える

6 「有害な男らしさ」に基づく抑止力論
  ——不断の努力とジェンダー平等の実現で克服を


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第2章 憲法の平和主義で考える
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1 「長沼ミサイル基地訴訟・自衛隊違憲判決50周年」を読んで

2 新しい戦前の渦中で考える

3 「安保三文書」と憲法の関係を考える一視点
  ——「芦田修正」にも触れて

4 「厳しい時代に逞しく新しい闘いを」に応えるために
  ——伊藤真さんたちの「所信表明」への共感と注文

5 「市民連合」の選挙総括を読む

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第3章 改憲、核抑止論に未来はない——政府や自民党との対抗
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1 「多元的核の脅威」をどう乗り越えるか
  ——市民社会の一員の素朴な感想と意見

2 なぜ、日本政府は核兵器禁止条約に背を向けるのか
  ——アメリカの友人の疑問に答える

●コラム アメリカのロータリークラブのメンバーとの会話

●コラム 「台湾有事」の正体——対中戦争の準備を止めよう

3 腐敗した自民党による改憲を許さない
  ——「核の時代」でこそ九条が求められる

4 企業・団体献金の禁止は民主政治の大前提



終章 誰と連帯するのか

あとがき
本書に寄せて……村山志穂