書籍詳細:エコセンタード・セラピー
エコセンタード・セラピー 命のプロセスを支えるパーソンセンタード心理学の新たな地平
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予価:税込 4,400円(本体価格 4,000円)
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内容紹介
現代の地球規模の緊急事態という文脈から、カウンセリングや心理療法に対する従来の考え方の妥当性を問い直す、希有な一冊。
目次
はじめに(Alisoun Neville)
序 章
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第1部 基盤
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第1章 Rogersを真摯に受け止める
哲学
もう一つの啓発思想――新しい知的伝統
生きている世界――存在することと成長すること
より大きく,創造的な形成傾向
有機体哲学
治療的関係,あるいは治療的かかわり
直観(感)――前提条件や資質,そして学問の次なるフロンティア
よき生き方
結 論
第2章 ものの心
はじめに
5つの心を持つ動物たち
太古の心
魔術的な心
神話的な心
精神的‐合理的な心
統合的な心
要 約
結びに代えて――心と脳
第3章 私たちというのは――存在の基盤
私,私たち,あなた,彼ら,そして,それ
主体としての自己――私と私たち
有機的なプロセス――私たち
生きている宇宙――それ(it)/私たち(us)/私たち(we)/私(I)
つながり――間にあるもの
道を見つける――私たち全員
第4章 パーソンセンタード心理学とセラピー,エコ心理学,
そしてエコセラピー
はじめに
パーソンセンタードの心理学の有機的・生態学的側面
パーソンセンタードセラピー――エコセラピーとしてのアプローチ
結 論
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第2部 条件
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第5章 私たちは他者なしには想像できない
――治療的かかわりにおける接触と差異
はじめに
相互依存,間主観性,想像という行為
有機体心理学
接触/出会い,かかわり,そして想像すること
第6章 自然喪失への慟哭――不一致と疎外(Len Gillman)
はじめに
自 然
気候変動
種の減少と絶滅
森林の消失
海洋のプラスチック汚染
外来有害生物種
拡大する人工的環境
生態系の壊滅的崩壊
疎外と不一致
進化論に立ち返る
第7章 不安でいながら一致していること,
そして一致しながら不安であること
宇宙の中にいること
存在への対処
破滅への対処
有機体が抱える不安
「自己が真にあるがままの自己であること」
エコセントリックな一致
結 論
第8章 希望のプロセスとして失望を受容すること
希望と失望――個人的,社会的,理論的な課題
希望は永遠に湧き出る
本質,体験,関与,そして環境
結論――失望の必要性,そして受容
第9章 共感の5種と4モード
人間の意識の諸段階
太古的共感
魔術的共感
神話的共感
精神的‐合理的共感
統合的共感
治療的行為としての共感の4つのモード
第10章 経験することと知覚すること
(Keith Tudor & Alisoun Neville)
第六の,基本的な,仮定条件
オーストラリア,ビクトリア州,トゥールベウォン
振り返ること,窓ごしに
私の持つ言葉は不十分である
よい関係でいるために
イングランド,カンブリア州ヘルヴェリン
ヘルヴェリン(-it)
ヘルヴェリン(-you)
ヘルヴェリン(-me/I)
ヘルヴェリン(-us)
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第3部 自由――責任とともに
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第11章 セラピーを自由にする
「この本は生命についてのものだ,と私は信じている」
「実りある新しいアプローチ」
「何かより大きなものの一部」
「進化の方向と調和した」
「ほとんど神秘的な主観性」
「空間は障壁ではなく,時間は消失した」
「強力で,創造的な傾向」
第12章 セラピストを自由にする
古くて新しい挑戦
自分たちが▼全体としての▼人間であることを認められるか?
これは唯一の現実なのか?
▼人間▼の科学を発展させる勇気はあるか?
専門性主義を捨てる勇気はあるか?
設計者である勇気はあるか?
遠く振り返る
挑戦を受ける
勇気への行動宣言
エピローグ
第13章 Bernieを自由にする――弔辞(Keith Tudor)
Bernie Neville――変わらない存在,昔も,今も……
自分自身を自由にする
文 献
事項索引
人名索引