書籍詳細:途上国の産業開発と日本の経験

途上国の産業開発と日本の経験 翻訳的適応から国際協力を考える

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発刊年月
2025.09
ISBN
978-4-535-54105-4
判型
A5判
ページ数
336ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

日本がどのように開発を学び、その経験をいかに「翻訳」して開発協力を行ってきたか、理論的枠組および具体的事例から明らかに。

目次

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第Ⅰ部 総論——開発プロセスにおける翻訳的適応とは
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序 章 日本発で未来の開発協力を考える (大野泉)

第1章 開発を学ぶ、伝える
    翻訳的適応からみた日本の産業開発と開発協力の経験
     (大野泉)

第2章 学習・革新・構造転換のための産業政策
    日本と諸外国の経験
     (細野昭雄)


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第Ⅱ部 日本の経験——どのように開発を学んだか
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第3章 国家の工業化ビジョン
    明治政府の学習プロセス
     (天津邦明)

第4章 官民連携による技術導入
    戦後日本の産業政策
     (和田正武)

第5章 品質・生産性向上
    日本とシンガポールの国民運動
     (大野泉)


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第Ⅲ部 途上国とつくる国際協力
    ——どのように開発を伝えてきたか
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第6章 産業政策対話
    途上国との知的協力
     (大野健一、細野昭雄、天津邦明、山田 実)

第7章 産業界と連携した職業教育訓練と開発協力
    ベトナムでの成果と課題
     (森 純一)

第8章 日本のものづくりを内在化する
    タイ主体の技術振興と技術教育
     (大野 泉、森 純一)
 
第9章 アフリカにカイゼンを広める
    技術協力における翻訳的適応の実践
     (神 公明)

第10章 カイゼン・プロジェクト支援の10年
     チュニジアとエチオピアの比較
     (菊池 剛)


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第Ⅳ部 変化する世界と翻訳的適応アプローチ
    ——何を維持し、革新すべきか
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第11章 工業化の新潮流
     途上国と共創する未来の産業開発協力
     (本間 徹)

第12章 共創の時代の翻訳的適応
     日本の開発協力の高度化に向けて
     (神 公明、大野 泉、森 純一、天津邦明)