書籍詳細:「回復」という毒

「回復」という毒 支援に埋め込まれた構造的暴力

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定価:税込 2,420円(本体価格 2,200円)
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在庫あり
発刊年月
2026.08
ISBN
978-4-535-98545-2
判型
四六判
ページ数
320ページ
Cコード
C3011
ジャンル

内容紹介

大人に抵抗し、薬や自傷に頼り、それでも私は「回復」していた——。
サバイバーが鋭く突きつける、「支援とは何か」という問いの刃。

〈推薦コメント〉
●信田さよ子氏(原宿カウンセリングセンター顧問)
形式と欺瞞に満ちた専門家をばっさりと切る!
当事者が捨て身で投下した爆弾のような一冊をあなたは読めるか?

●磯野真穂氏(東京科学大学教授、人類学者、『急に具合が悪くなる』共著者)
「愛と信頼について語っている本はありますか」と聞かれたら、今日より迷わず本書を挙げる。容赦なく心を抉られるけど。著者はこんな言葉でまとめられたくないと多分思っているけど。そんな但し書きを添えながら。

●松本卓也氏(京都大学准教授、精神医学者、『斜め論―空間の病理学』著者)
「良心的な支援」の欺瞞を討つ、現場(ストリート)からの一撃。読み終えたが最後、あなたはもはや「当事者」「回復」「支援」といった言葉をこれまでと同じようには使えなくなるはずだ。

●RHYMESTER 宇多丸氏(ラッパー、ラジオパーソナリティ)
その「善きこと」は、誰のため? ともすると表面的な平穏が目的化して、当事者の尊厳や本質的な問題はむしろ軽視されがちになってしまうというこの構造、おそらく社会の様々な局面に、いつでも現れ得るものなのだと思う。当人にしか語り得えない経験と感情と思考を圧倒的な説得力で突きつけてくる本書は、その無自覚な暴力性に対する、痛烈な一撃なのだ。

目次


序 章 記憶とカルテ

第1章 「厄介な患者」

第2章 薬物依存症

第3章 受け継がれる暴力

第4章 「支援」を問いなおす

第5章 向き合い、待つということ

終 章 「回復」を、当事者の手に

書評掲載案内

■『週刊女性』2026.9/22号 P36-42に掲載。
著者インタビュー
「生きろ、なんて言わない。まず今日を越えてほしい」