書籍詳細:核と遺伝子技術の法的統制
核と遺伝子技術の危険性を探り、法的統制のあり方を問う 核と遺伝子技術の法的統制 先端科学技術と法
- 紙の書籍
定価:税込 7,150円(本体価格 6,500円)
在庫なし
- 発刊年月
- 2001.12
- 旧ISBN
- 4-535-51286-8
- ISBN
- 978-4-535-51286-3
- 判型
- A5判
- ページ数
- 344ページ
- Cコード
- C3032
- ジャンル
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内容紹介
1995年の「もんじゅ」事故以来、日本の核政策は混迷の中にある。また、ES細胞の作成等、遺伝子技術の開発は止まるところを知らない。核と遺伝子技術の法的な統制はいかにあるべきかを模索する。
目次
第1部 核をめぐる諸問題
第1章 日本の原子力行政と法
─もんじゅ事故を契機に
第1節 事故の顛末
第2節 公開の原則
第3節 行政対応の致命的欠陥
第4節 リスク論と防災計画
第5節 余剰プルトニウムと核燃料サイクル
第6節 プルトニウム利用政策の策定と施設の立場のDNA参加論
第7節 「離見の見」
第2章 西ドイツにおける放射性廃棄物処理問題
第1節 問題の所在
第2節 再処理目的の法改正
第3節 再処理をめぐる法的問題
第4節 再処理施設をめぐる判例の動向
第5節 WAWの結末
第6節 結語
第3章 放射性廃棄物の最終処分と将来の世代に対する責任
第1節 問題の所在
第2節 ドイツにおける再処理義務の変遷と動向
第3節 後世代への安全配慮と負の遺産
第4節 日本における処分計画の動向
第5節 施設の長期間にわたる安全性をめぐる憲法的問題
第6節 計画策定処分を含めた長期間の安全性
第7節 おわりに
第2部 遺伝子技術をめぐる諸問題
第4章 遺伝子識別の危険性をめぐる法的諸問題
第1節 問題の所在
第2節 遺伝子識別テストの技術的鳥瞰
第3節 DNA識別の法的規準の追究
第4節 修正第四条との係わり
第5節 プライバシー侵害のディレンマ
第6節 深刻な差別との係わり
第7節 科学の社会統制
第5章 学問研究の自由とプライバシー保護
第1節 問題の所在
第2節 学問研究の自由とプライバシーの憲法上の保障
第3節 修正一四条の適性手続と学問研究の自由
第4節 権利章典における憲法の半陰影
第5節 コモンロー守秘特権
第6節 連邦民事および刑事訴訟規則上の保護
第7節 連邦規制をめぐる判例分析
第8節 開示制限命令
第9節 守秘の行政的保護
第6章 DNAマッピングをめぐるゲノム学と優生学
第1節 問題の所在
第2節 ヒトゲノム解析計画の提唱とその台頭
第3節 優生学とその問題性
第4節 アメリカ合衆国エネルギー省の関心
第5節 いかがわしい妖怪の科学
第6節 治療法のない病の診断
第7節 経済的不公正
第8節 社会的烙印
第9節 就職と保険における差別
第10節 軍事利用をめぐる問題
第11節 生物学的決定論
第12節 結語
第13節 あとがき
第7章 科学・技術と法
第1節 現代における科学技術の危機的状況
第2節 バイオテクノロジーのマイナス効果と法の係わり
第3節 新しい技術の法統制
第4節 バイオテクノロジーの公法的統制
第5節 NEPA訴訟の展開
第6節 今後の法的論点と課題
第7節 遺伝子工学の法的統制をめぐる諸論点の総括
第8節 おわりに
第1章 日本の原子力行政と法
─もんじゅ事故を契機に
第1節 事故の顛末
第2節 公開の原則
第3節 行政対応の致命的欠陥
第4節 リスク論と防災計画
第5節 余剰プルトニウムと核燃料サイクル
第6節 プルトニウム利用政策の策定と施設の立場のDNA参加論
第7節 「離見の見」
第2章 西ドイツにおける放射性廃棄物処理問題
第1節 問題の所在
第2節 再処理目的の法改正
第3節 再処理をめぐる法的問題
第4節 再処理施設をめぐる判例の動向
第5節 WAWの結末
第6節 結語
第3章 放射性廃棄物の最終処分と将来の世代に対する責任
第1節 問題の所在
第2節 ドイツにおける再処理義務の変遷と動向
第3節 後世代への安全配慮と負の遺産
第4節 日本における処分計画の動向
第5節 施設の長期間にわたる安全性をめぐる憲法的問題
第6節 計画策定処分を含めた長期間の安全性
第7節 おわりに
第2部 遺伝子技術をめぐる諸問題
第4章 遺伝子識別の危険性をめぐる法的諸問題
第1節 問題の所在
第2節 遺伝子識別テストの技術的鳥瞰
第3節 DNA識別の法的規準の追究
第4節 修正第四条との係わり
第5節 プライバシー侵害のディレンマ
第6節 深刻な差別との係わり
第7節 科学の社会統制
第5章 学問研究の自由とプライバシー保護
第1節 問題の所在
第2節 学問研究の自由とプライバシーの憲法上の保障
第3節 修正一四条の適性手続と学問研究の自由
第4節 権利章典における憲法の半陰影
第5節 コモンロー守秘特権
第6節 連邦民事および刑事訴訟規則上の保護
第7節 連邦規制をめぐる判例分析
第8節 開示制限命令
第9節 守秘の行政的保護
第6章 DNAマッピングをめぐるゲノム学と優生学
第1節 問題の所在
第2節 ヒトゲノム解析計画の提唱とその台頭
第3節 優生学とその問題性
第4節 アメリカ合衆国エネルギー省の関心
第5節 いかがわしい妖怪の科学
第6節 治療法のない病の診断
第7節 経済的不公正
第8節 社会的烙印
第9節 就職と保険における差別
第10節 軍事利用をめぐる問題
第11節 生物学的決定論
第12節 結語
第13節 あとがき
第7章 科学・技術と法
第1節 現代における科学技術の危機的状況
第2節 バイオテクノロジーのマイナス効果と法の係わり
第3節 新しい技術の法統制
第4節 バイオテクノロジーの公法的統制
第5節 NEPA訴訟の展開
第6節 今後の法的論点と課題
第7節 遺伝子工学の法的統制をめぐる諸論点の総括
第8節 おわりに