書籍詳細:司法制度改革と法科大学院

東京財団政策研究シリーズ 司法制度改革と法科大学院 世界標準のプロフェショナル・スクール実現に向けて

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,970円(本体価格 2,700円)
在庫なし
発刊年月
2003.06
旧ISBN
4-535-51353-8
ISBN
978-4-535-51353-2
判型
A5判
ページ数
248ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

4年にわたるプロジェクトの成果をもとに、司法制度改革全般につき法政策学的観点から分析を行い、司法改革の中核である法科大学院構想について、制度設計上の論点と具体的な教育プラン・教育手法の提言をする。

目次

はしがき
第1章 司法改革の重要性
  I  本格化した司法制度改革
 II  法制度国際比較プロジェクトの設立および研究姿勢
第2章 司法制度改革に向けた7つの視点
  I  司法制度改革審議会とは何か
 II  司法制度改革審議会最終意見書の検討
 III 司法改革に向けた7つの視点
  1 議員立法の活性化―障壁の撤廃と立法補佐機関の強化
  2 行政機構の司法化―行政の透明化・効率化を目指して
  3 官僚システムの司法化―公正な行政制度を支える人的基盤
  4 紛争解決としての裁判外司法―多用で身近な司法への転換
  5 国民の期待に応える裁判制度―民事司法のより一層の迅速化・専門家を
  6 公正取引委員会の機能強化―「市場の番人」にふさわしい体制へ
  7 「通信・放送の融合」に向けた司法化―新たな問題に対応した法的インフラを
第3章 法科大学院構想―日本型プロフェッショナル・スクール構想
  I  法曹養成と法科大学院構想
 II  政府による法科大学院構想の内容および課題
 III 法科大学院構想の現状と課題
  1 法科大学院構想―司法制度改革審議会および各大学の試み
  2 発送の転換―競争とイノベーション
  3 司法試験改革
  4 司法修習所―教員研修機関へ
  5 法学部問題
  IV 法科大学院構想の基本理念
第4章 法科大学院構想に求められるもの
  I  世界水準のプロフェッショナル・スクールの実現
 II  教育内容の充実
 III 教育手法の充実
  1 発想の転換―「離陸」支援型教育
  2 具体的な教育手法
  3 復習と記憶―サイバー・ロースクールによるe-Learning
  4 法科大学院教育における教育手法―e-Learningの可能性
おわりに