書籍詳細:ヒトゲノム解析計画と法
ヒトゲノム解析計画と法 優生学からの訣別
- 紙の書籍
定価:税込 7,150円(本体価格 6,500円)
在庫なし
- 発刊年月
- 2003.07
- 旧ISBN
- 4-535-51391-0
- ISBN
- 978-4-535-51391-4
- 判型
- A5判
- ページ数
- 372ページ
- Cコード
- C3032
- ジャンル
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内容紹介
核と遺伝子をめぐる科学技術のドラスチックな展開は、現在の我々や後世代の子孫にどのようなインパクトを与えるのだろうか? また、科学技術への市民の参加のあり方は? ヒトゲノム解析計画と法的統制につき考察する。
目次
はしがき
1 問題の所在
2 先天的遺伝因子と後天的遺伝因子の論争
3 分子生物学の台頭
4 遺伝学の変容
5 遺伝的決定論の変容
6 ヒトゲノム解析計画
7 結 語
1 問題の所在
2 ケースの設定
3 論 点
4 精神薬物投与と倫理問題
5 プロテスタント派的な薬剤倫理
6 政治的係わりあい
7 同意の問題
8 制御のユートピア的スキーム
9 スキナーへの対応
10 誰が神を演じるのか?
1 問題の所在
2 現行法と政策の概括
3 ヒトゲノム解析計画へのインパクト
4 新しい知識の実用的利用のインパクト
5 結 語
1 問題の提起と所在
2 遺伝病の医療コストの予測
3 雇用をめぐる差別問題
1 問題の所在
2 遺伝情報利用の歴史的経過
3 優生学運動
4 鎌形血球病のスクリーニング
5 人種に基礎をおいた差別に対する将来の潜在性
6 臨床的遺伝サービスの整備
7 結 語
1 問題の所在
2 保因者のステイタスに関する情報
3 遺伝病の出生前スクリーニング
4 ロー対ウエイド事件が破棄された場合の出生前診断と中絶
5 受精卵の遺伝子診断と胚子スクリーニング
6 政府の役割
7 結 語
1 問題の所在
2 私的な遺伝情報
3 〃知る必要性〃
4 開示する義務
5 データバンクの拡大強化
6 滑りやすい坂道
7 結 語
1 ヒトゲノム解析計画に対する科学的および社会的批判の提起
2 ヒトゲノム解析計画と巨大科学との係わり
3 情報およびデータの配分
4 特許権による保護
5 忍び寄る優生学の陰影
6 遺伝子検査の問題点
7 保険制度との係わり
8 人間の烙印化
1 問題の所在
2 技術システムの特殊性
3 ヒトゲノム解析計画と出生前診断の問題点
4 女性倫理学の台頭
5 科学的発見とその成果の開示をめぐる問題点
1 はじめに-問題の所在
2 優生学への反省
3 ヒトゲノム解析計画の登場
4 ヒトゲノム解析計画に対する各国の対応
5 ヒトゲノム解析計画に対する懐疑・疑問と批判
6 結 語
索 引
第1部 ヒトゲノム解析計画の導入
第1章 先天的遺伝因子、後天的獲得因子およびヒトゲノム解析計画
1 問題の所在
2 先天的遺伝因子と後天的遺伝因子の論争
3 分子生物学の台頭
4 遺伝学の変容
5 遺伝的決定論の変容
6 ヒトゲノム解析計画
7 結 語
第2章 人間操作と行動統制をめぐる法的問題
1 問題の所在
2 ケースの設定
3 論 点
4 精神薬物投与と倫理問題
5 プロテスタント派的な薬剤倫理
6 政治的係わりあい
7 同意の問題
8 制御のユートピア的スキーム
9 スキナーへの対応
10 誰が神を演じるのか?
第3章 ヒトゲノム解析計画における特許権
1 問題の所在
2 現行法と政策の概括
3 ヒトゲノム解析計画へのインパクト
4 新しい知識の実用的利用のインパクト
5 結 語
第2部 ヒトゲノム解析計画による差別
第4章 ヒトゲノム解析計画と健康保険および就職の差別へのインパクト
1 問題の提起と所在
2 遺伝病の医療コストの予測
3 雇用をめぐる差別問題
第5章 民族、階級そして遺伝子差別をめぐる諸問題
1 問題の所在
2 遺伝情報利用の歴史的経過
3 優生学運動
4 鎌形血球病のスクリーニング
5 人種に基礎をおいた差別に対する将来の潜在性
6 臨床的遺伝サービスの整備
7 結 語
第6章 生殖の自由に対するヒトゲノム解析計画の潜在的インパクト
1 問題の所在
2 保因者のステイタスに関する情報
3 遺伝病の出生前スクリーニング
4 ロー対ウエイド事件が破棄された場合の出生前診断と中絶
5 受精卵の遺伝子診断と胚子スクリーニング
6 政府の役割
7 結 語
第7章 プライバシーと遺伝情報のコントロール
1 問題の所在
2 私的な遺伝情報
3 〃知る必要性〃
4 開示する義務
5 データバンクの拡大強化
6 滑りやすい坂道
7 結 語
第3部 ELSIと優生学からの訣別
第8章 ヒトゲノム解析計画の「倫理的、法的および社会的係わり」(ELSI)
1 ヒトゲノム解析計画に対する科学的および社会的批判の提起
2 ヒトゲノム解析計画と巨大科学との係わり
3 情報およびデータの配分
4 特許権による保護
5 忍び寄る優生学の陰影
6 遺伝子検査の問題点
7 保険制度との係わり
8 人間の烙印化
第9章 遺伝子技術と生殖の選択――自律への倫理学
1 問題の所在
2 技術システムの特殊性
3 ヒトゲノム解析計画と出生前診断の問題点
4 女性倫理学の台頭
5 科学的発見とその成果の開示をめぐる問題点
第10章 ヒトゲノム解析計画と優生学からの脱却
1 はじめに-問題の所在
2 優生学への反省
3 ヒトゲノム解析計画の登場
4 ヒトゲノム解析計画に対する各国の対応
5 ヒトゲノム解析計画に対する懐疑・疑問と批判
6 結 語
終 章 科学論――反科学の超克
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