書籍詳細:心理学の時間
叢書 心理臨床の知 心理学の時間 歴史意識の時代の中で
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- 発刊年月
- 2005.12
- 旧ISBN
- 4-535-56208-3
- ISBN
- 978-4-535-56208-0
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 364ページ
- Cコード
- C3011
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内容紹介
目次
刊行によせて/河合俊雄
第1章 現代の自然としての歴史意識1 魂の学としての心理学
2 歴史意識という自然――意識の成立・内と外の分裂
3 探求する意識とその転覆
4 意識への閉塞
5 心理学の内側で、あるいは、歴史意識の内側で
6 反省する意識、あるいは、意識と無意識に意識
1 想起する歴史
2 生の阻害としての歴史(1)――「内と外」あるいは「一と多」
3 生の阻害としての歴史(2)――「いま」の本質
4 生の阻害としての歴史(3)――見通すことの問題性
5 歴史が生に奉仕していた姿
6 歴史という神経症から
7 心理学の概念としての歴史
1 ヴィジョン
2 静寂と時間
3 心理学における物語の意義
4 物語の孕む問題
5 物語の静止
6 静止状態の弁証法
1 結合への問い
2 心理学の内側
3 倫理という言葉
4 精神分析において語られる倫理
5 ユング心理学における倫理
1 象徴
2 手仕事としての織物と心理学
3 魂の運動と意識の芽生え《糸紡ぎ》
4 魂への追従《傾聴と落下》
5 通過儀礼《蚕の儀礼》
6 時間の生成と時間の欺瞞《織り》
7 着ると切る《裁断と織物の完成》
1 オリジナリティあるいは個性
2 ユングの個性化過程という概念
3 個性化という概念の零落
4 オリジナルからコピーへ
5 自己からシジギーへ
1 はじめに――現実性の三様態
2 出会い
3 漁猟と水中への誘い
4 海を行くもの流されるもの
5 流されるものとの戦い
6 海の底から
7 亀と鶴、弁証法の場としての婚姻