書籍詳細:民法でみる知的財産法[第2版]

民法でみる知的財産法[第2版]

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,970円(本体価格 2,700円)
在庫なし
発刊年月
2012.09
ISBN
978-4-535-51897-1
判型
A5判
ページ数
324ページ
Cコード
C3032
ジャンル
難易度
テキスト:初級

内容紹介

民法の基礎理論からその応用として知財法を解説する好評の書が平成20・23年特許法等の改正を受けて改訂! 楽しく学べるコラムも新設。

目次

序 章 なぜ知的財産法を民法でみるのか



第1章 民法から知的財産法へ

1 民法の三大原則

2 物権と債権の峻別論

3 所有権絶対の原則の応用

4 契約自由の原則の応用

column (1) 軍事目的で開発された?――インターネットの歴史とその普及



第2章 知的財産法とはなにか

1 「知的財産権」の用語の由来

2 知的財産権の分類――創作法と標識法

3 法律を中心とした知的財産法の分類

column (2) パッケージソフトの購入はなにを買っている?――「情報財」の取引を考える



第3章 知的財産権の法的性質

1 概 論

2 客体の違いから認められる性質上の差異について

3 公共上の政策的制限について

4 まとめ

column (3) 「ミッキーマウス」の延命術?――著作権の保護期間



第4章 所有権と知的財産権の発生

1 民法における権利の発生・取得原因

2 知的財産権の発生手続総論

3 知的財産権の発生要件の個別的検討

column (4) フランス?ドイツ?先進国にならえ!――民法の歴史と民法を作った人々



第5章 知的財産権の移転

1 民法における権利の移転――財産権の自由譲渡性

2 権利の一部譲渡

3 物権の移転について

4 知的財産権の譲渡性と登録制度



第6章 知的財産権担保

1 民法で規定される担保物権

2 知的財産権担保概論

3 特許権・専用実施権・通常実施権を対象とする担保権

4 著作権・著作隣接権を対象とする担保権

5 まとめ

column (5) 資金の工面はつらいよ…――「男はつらいよ」放送許諾料請求権など



第7章 賃貸借・地上権設定契約とライセンス契約

1 賃貸借契約

2 地上権

3 特許権のライセンス(実施許諾・実施権)

4 特許権の通常実施権

5 特許権の専用実施権

6 著作権の利用許諾(ライセンス)契約――利用許諾と利用権の意義

7 著作権の債権的な利用許諾

8 著作権の準物権的な利用許諾(出版権)

9 知的財産の活用――ライセンス契約の安定性強化

column (6) シュワッチ!ぼくは誰のもの?――「ウルトラマン」とライセンス契約



第8章 民法709条と知的財産権侵害

1 有体物を客体とする所有権の侵害

2 特許権侵害の損害賠償請求と差止請求

3 著作権侵害の損害賠償請求と差止請求



第9章 人格権と知的財産法

1 民法上の人格権の保護

2 精神的人格権

3 特別法なく知的財産権として扱われる人格権

4 知的財産法上の人格権

column (7) 勝手に使わないで!――芸能人などのパブリシティ権



終 章 民法と知的財産法のこれから

1 民法のこれから

2 知的財産法のこれから

3 おわりに



資料(1) 民法を中心とした法律の条文の解釈方法

資料(2) ロジカルシンキングの手法――法律学におけるロジカルシンキング