書籍詳細:水俣病の民衆史 第六巻

水俣病の民衆史 第六巻 村の終わり

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  • 紙の書籍
定価:税込 6,600円(本体価格 6,000円)
在庫僅少
発刊年月
2015.09
ISBN
978-4-535-06522-2
判型
A5判
ページ数
432ページ
Cコード
C3036
ジャンル

内容紹介

奇病時代、闘争時代、補償金時代の半世紀を経て、水俣の村はどのような変貌をとげたか。現地調査をふまえ患者達の現状を伝える。

目次

第一章  湯堂―二〇〇三年滞在記
  一 湯堂ひとめぐり
  二 もやい直しとゴミの分別
  三 他の部落と町の変化

第二章  湯堂―二〇〇一年世帯数と二〇〇三年各戸調査
  一 湯堂二〇〇一年世帯数と成人数
  二 湯堂二〇〇三年各戸調査

第三章  漁業と農業の状況
  一 二〇〇三年不知火海漁業
  二 月浦の農業と湯堂のみかん山

第四章  変貌する村社会
  一 一九八一~九三年度月浦自治会記録
  二 湯堂の変化

第五章  二〇〇三年水俣病患者の状況
  第一話 誰も来ん
  第二話 子供たちはみんな自分自分でやっていく
  第三話 水俣病の話はしない
  第四話 しのぶ
  第五話 自死した小児水俣病患者
  第六話 自立はどこまで可能か
  第七話 村の水俣病の帰結

終 章  村の終わり
 補論1 漁民とは何か
 補論2 水俣病事件のその後の経過(二〇〇四~二〇一四年)

 事項索引
 人名索引

書評掲載案内

■2015年2月7日付『毎日新聞──今週の本棚』評者:池澤夏樹氏
■2021年10/1号『週間 金曜日』p48にて掲載