書籍詳細:法と心理 第17巻第1号(通巻17号)

シリーズ:法と心理

法と心理 第17巻第1号(通巻17号)

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  • 紙の書籍
定価:税込 3,520円(本体価格 3,200円)
在庫なし
発刊年月
2017.10
ISBN
978-4-535-06737-0
判型
B5判
ページ数
132ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

特集「バイアスと冤罪:日本版イノセンス・プロジェクトの実践に向けて」、サブ特集「目撃証言の法と心理学」等の研究成果。

目次

特集[バイアスと冤罪――日本版イノセンス・プロジェクトの実践に向けて]
 企画趣旨                             稲葉光行  1
 [報告1]トンネル・ヴィジョンと冤罪               笹倉香奈  3
 [報告2]舞鶴事件における防犯カメラ画像鑑定           遠山大輔  8
 [報告3]天文館強姦被告事件の予断                野平康博 12
 [パネル討論1]冤罪原因としてのバイアスはどうして生まれるのか
         ――裁判官経験者の立場から            木谷 明 16
 [パネル討論2]トンネル・ヴィジョンと供述証拠         浜田寿美男 21
 [パネル討論3]バイアスとえん罪――科学鑑定の立場から      平岡義博 26

サブ特集[目撃証言の法と心理学]
 知的障害のある自閉スペクトラム症児における自己動作の報告の促進
   ――質問応答が報告の正確性に及ぼす影響      河南佐和呼・野呂文行 32

法と心理学会第17回大会 ワークショップ
 多専門・多職種連携による司法面接の展開
   ――通達からの1年を振り返り、今後の展開を考える
    羽渕由子・赤嶺亜紀・安田裕子・田中晶子・仲真紀子・三原 恵・主田英之 47

 窃盗の矯正における法と心理
        吉井 匡・大久保智生・高橋 護・生島 浩・藤野京子・高田沙織 55

 ジェンダーバイアスと冤罪バイアス
   ――事実認定における両バイアス克服の調整を目指して
                   外塚果林・山崎優子・高田沙織・福井 厚 62

 Law and Human Behaviorにみる近年の法と心理学研究の動向
        荒川 歩・滑田明暢・綿村英一郎・若林宏輔・笹倉香奈・福島由衣 70


原著論文
 目撃証言を得るための新技法
   ――目撃者遂行型調査(Self-Administered Interview©: SAI©)の紹介
                             松尾加代・三浦大志 77
 厳罰傾向と“非合理な”思考           向井智哉・三枝高大・小塩真司 86


資料論文
 縊死偽装事例における誤認検視に関する事例研究
   ――司法警察員と検視官の遺体情報の記述特徴
                        入山 茂・池間愛梨・桐生正幸 95


書 評
 仲真紀子/編著『子どもへの司法面接――考え方・すすめ方とトレーニング』
                                  赤嶺亜紀 102
 若林宏輔/著『法心理学への応用社会心理学アプローチ』       新岡陽光 105
 佐伯昌彦/著『犯罪被害者の司法参加と量刑』            板山 昂 108
 三島聡/編『裁判員裁判の評議デザイン――市民の知が活きる裁判をめざして』
                                  村山 綾 111

関連学会報告
 法と教育学会                           大杉昭英 114
 日本犯罪心理学会                         入山 茂 116

広報
 法と心理学会第17回大会 大会発表賞の紹介             大橋靖史 119
 2016年度法と心理学会研究助成制度支給対象研究の成果紹介      大橋靖史 121

   編集規定 124
   投稿規定 126
   編集後記 128