書籍詳細:愛着障害としてのアディクション
愛着障害としてのアディクション
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定価:税込 3,300円(本体価格 3,000円)
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内容紹介
アルコールや薬物、ギャンブル・セックスなどのアディクションを人間関係の病と捉え、豊富な症例をもとに治療の本質を描き出す。
目次
第1章 愛着障害としてのアディクション
愛着理論と自己心理学
クロス・アディクション
愛着障害としてのアディクション
複合アディクションの精神力動
第2章 愛着関係の障害がもたらすもの
ーー対処行動としての物質乱用
アディクションと他の精神障害のどちらが先行するのか
断酒は回復の必須条件なのか
どこからがアディクションなのかーー基準の問題
アディクトなのか、それとも乱用者レベルなのかーー鑑別診断
精神障害とアディクションの関係
パーソナリティの病理とアディクション
併存精神障害
力動的精神医学の関係性モデルーー治療への統合
第3章 アディクション治療における愛着理論の意義
愛着と生物学ーー歴史的影響
アディクション治療に対する愛着理論の意義
愛の一般理論としての愛着
強迫的世話
第4章 アディクションーー自己修復の試みと挫折の過程
自己心理学
共 感
自己愛
自己対象
自己対象関係と転移
AAと自己対象機能
自己修復の方法
健康的な自尊心の再構築
健康的な自己愛と不健康な自己愛
「アディクション」の新しい定義
欠損理論としての自己心理学
自己治療仮説と感情の調節
感情調節理論
依存と病理
自己対象転移とその治療的意義
心の構造と内的作業モデルの相同関係
生涯にわたる自己対象への欲求と感情調節
AAと自己愛
第5章 効果的な治療の原則ーー愛着の視点から
心理療法は人にどのように作用し、なぜ効果的なのか
潜在記憶
効果的な心理療法の原則ーーケンドールの法則
アディクション治療と愛着
第6章 治療初期ーー愛着能力を生み出す
治療初期に目指すべきこと
アディクション治療は介入の時期とタイミングが重要
治療初期に問題となりやすいこと
満足と不満
セラピストの情動調律機能
アレキシサイミア(無感情症)
トラウマ・ボンディング(外傷性の絆)
神経心理学的な障害
動機づけと変化の段階
再発防止
生活史の重要性ーー現象学的観点から見たナラティブとAA
「パーソナリティ」の障害
ナラティブと生活史
ナラティブと愛着
患者が自らをアルコール症者と名乗ることの治療的意義
第7章 治療後期の課題
感情は自己発見とセルフケアのために不可欠である
治療後期における再発
アンヘドニア(無快感症)とアディクション
治療後期に気をつけること
治療同盟の重要性
相互性と依存性
治療のまとめーー愛着障害としてのアディクション
第8章 愛着と治療同盟
愛着志向療法の原則
アディクションと作業同盟
研究と治療同盟
治療同盟ーーその本質と重要性
愛着スタイルと治療同盟
セラピスト側の役割
研究から得られたエビデンス
共 感
柔軟性
陰性の治療過程の扱い方
決裂した治療同盟の修復
患者側の役割
治療の初期段階
患者がセラピストを「テストする」仮説
治療同盟とアディクションーー特別に配慮すべきこと
危機状態によって発動する患者の愛着システム
第9章 アディクションと愛着志向療法——長期的な意義
理論的不確実性
結びの言葉
文献
訳者あとがき
愛着理論と自己心理学
クロス・アディクション
愛着障害としてのアディクション
複合アディクションの精神力動
第2章 愛着関係の障害がもたらすもの
ーー対処行動としての物質乱用
アディクションと他の精神障害のどちらが先行するのか
断酒は回復の必須条件なのか
どこからがアディクションなのかーー基準の問題
アディクトなのか、それとも乱用者レベルなのかーー鑑別診断
精神障害とアディクションの関係
パーソナリティの病理とアディクション
併存精神障害
力動的精神医学の関係性モデルーー治療への統合
第3章 アディクション治療における愛着理論の意義
愛着と生物学ーー歴史的影響
アディクション治療に対する愛着理論の意義
愛の一般理論としての愛着
強迫的世話
第4章 アディクションーー自己修復の試みと挫折の過程
自己心理学
共 感
自己愛
自己対象
自己対象関係と転移
AAと自己対象機能
自己修復の方法
健康的な自尊心の再構築
健康的な自己愛と不健康な自己愛
「アディクション」の新しい定義
欠損理論としての自己心理学
自己治療仮説と感情の調節
感情調節理論
依存と病理
自己対象転移とその治療的意義
心の構造と内的作業モデルの相同関係
生涯にわたる自己対象への欲求と感情調節
AAと自己愛
第5章 効果的な治療の原則ーー愛着の視点から
心理療法は人にどのように作用し、なぜ効果的なのか
潜在記憶
効果的な心理療法の原則ーーケンドールの法則
アディクション治療と愛着
第6章 治療初期ーー愛着能力を生み出す
治療初期に目指すべきこと
アディクション治療は介入の時期とタイミングが重要
治療初期に問題となりやすいこと
満足と不満
セラピストの情動調律機能
アレキシサイミア(無感情症)
トラウマ・ボンディング(外傷性の絆)
神経心理学的な障害
動機づけと変化の段階
再発防止
生活史の重要性ーー現象学的観点から見たナラティブとAA
「パーソナリティ」の障害
ナラティブと生活史
ナラティブと愛着
患者が自らをアルコール症者と名乗ることの治療的意義
第7章 治療後期の課題
感情は自己発見とセルフケアのために不可欠である
治療後期における再発
アンヘドニア(無快感症)とアディクション
治療後期に気をつけること
治療同盟の重要性
相互性と依存性
治療のまとめーー愛着障害としてのアディクション
第8章 愛着と治療同盟
愛着志向療法の原則
アディクションと作業同盟
研究と治療同盟
治療同盟ーーその本質と重要性
愛着スタイルと治療同盟
セラピスト側の役割
研究から得られたエビデンス
共 感
柔軟性
陰性の治療過程の扱い方
決裂した治療同盟の修復
患者側の役割
治療の初期段階
患者がセラピストを「テストする」仮説
治療同盟とアディクションーー特別に配慮すべきこと
危機状態によって発動する患者の愛着システム
第9章 アディクションと愛着志向療法——長期的な意義
理論的不確実性
結びの言葉
文献
訳者あとがき
書評掲載案内
■『日本経済新聞』2019年6月8日(土)25面「今を読み解く」にて掲載