書籍詳細:労働組合法の応用と課題

労働組合法の応用と課題 労働関係の個別化と労働組合の新たな役割

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発刊年月
2019.03
ISBN
978-4-535-52407-1
判型
A5判
ページ数
260ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

一見個別的であっても、実際には集団的な側面を備えている紛争は少なくない。著者渾身の、生きる労組法体系を具体的に展開する。

目次

第1章 個別労働紛争は個別的か――集団性の端緒
 はじめに
 1 労働組合法にみる集団性の内実
 2 個別紛争処理の集団(法)的視点
 3 紛争処理における集団(法)的性質
 結語

第2章 集団法からみた就業規則法理
 1 集団法的視点から見た就業規則法理の問題点
 2 組合法からみた就業規則

第3章 労働法における集団的な視角
 はじめに
 1 労働契約法理の見直し
 2 就業規則法理の見直し
 3 個別代理を超えた組合の役割

第4章 協約自治と就業規則の不利益変更の合理性
     ――リオン事件を素材として
 1 事実関係と判旨
 2 検討

第5章 協約上の人事協議条項をめぐる法理
     ――個別人事に対する組合の関与
 1 人事協議・同意条項の実態
 2 平成以降の裁判例の傾向
 3 組合員の意向と組合の協議義務
 4 検討

第6章 権利実現への組合のサポート
 1 意見表明や同僚への働きかけをめぐる紛争
 2 個別紛争と組合の役割

第7章 合同労組の提起する法的課題
 1 労働組合かどうか
 2 組合活動の評価
 3 団交
 4 労働協約
 5 組合法への視座

第8章 非正規差別と労使関係法
 1 従業員代表制構想
 2 組合法上の解釈問題

第9章 非正規労働者の組織化と法
 1 労働契約関係での試み
 2 集団法での試み