書籍詳細:水俣病の科学
水俣病の科学
- 紙の書籍
定価:税込 3,630円(本体価格 3,300円)
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内容紹介
水俣病は「なぜ1954年になって多発したのか」「なぜ水俣でおきたのか」。水俣病の原因と因果関係について初めて科学的な解明をめざし、ついにその謎を解いた、水俣病研究史上に新紀元を画す衝撃の書。
[2001年 第55回毎日出版文化賞受賞作]
[2001年 第55回毎日出版文化賞受賞作]
目次
序 章 解かれなかった謎
第1章 水俣のチッソのアセトアルデヒド工場
1 チッソ水俣工場の中に入る
2 アセトアルデヒド工場の現場
3 工場をつくった技術者―その技術力と思想
4 戦後の技術革新(1)助触媒の変更
5 戦後の技術革新(2)蒸発方式の変更
6 科学的因果関係追究の道を閉ざしたチッソ
7 廃水処理の実態と変遷
第2章 海のメチル水銀汚染
幕間対話
1 患者の発病時期に関するデータ
2 動物にあらわれたメチル水銀中毒
3 魚に異変が起こっていた
4 底泥の有機物汚染
5 底泥の無機水銀汚染
6 海水中の水銀はどうだったのか
7 水俣湾の生態系
8 貝のメチル水銀汚染
9 海水中のメチル水銀の挙動と魚の汚染実態
10 表層魚のメチル水銀汚染
11 メチル水銀排出量の推定
12 水俣湾の底生魚の汚染機構
13 不知火海の魚の汚染機構
第3章 メチル水銀の生成から排出まで
1 メチル水銀とは
2 なぜ水銀が使われたか
3 水銀触媒の脱線反応
4 メチル水銀の生成機構
5 生成機構の実験的証明
6 生成機構解明を可能にした新しい化学
7 メチル水銀排出量の推定の方法
8 メチル水銀生成速度の定式化と決定
9 メチル水銀蒸発速度の定式化と決定
10 精留塔ドレーンからのメチル水銀排出量の推定
11 第一の謎の解明―助触媒の変更
12 加わったもう一つの原因
──母液廃棄・流出量からのメチル水銀排出量の推定
13 第二の謎の解明──塩素イオン
14 精留塔ドレーンリサイクルの効果
15 廃水処理の効果
16 海域へのメチル水銀排出量の経年変化と
水俣病被害進行との関係
結語
あとがき
[補論]なぜ水銀が有機物に結合するか
第1章 水俣のチッソのアセトアルデヒド工場
1 チッソ水俣工場の中に入る
2 アセトアルデヒド工場の現場
3 工場をつくった技術者―その技術力と思想
4 戦後の技術革新(1)助触媒の変更
5 戦後の技術革新(2)蒸発方式の変更
6 科学的因果関係追究の道を閉ざしたチッソ
7 廃水処理の実態と変遷
第2章 海のメチル水銀汚染
幕間対話
1 患者の発病時期に関するデータ
2 動物にあらわれたメチル水銀中毒
3 魚に異変が起こっていた
4 底泥の有機物汚染
5 底泥の無機水銀汚染
6 海水中の水銀はどうだったのか
7 水俣湾の生態系
8 貝のメチル水銀汚染
9 海水中のメチル水銀の挙動と魚の汚染実態
10 表層魚のメチル水銀汚染
11 メチル水銀排出量の推定
12 水俣湾の底生魚の汚染機構
13 不知火海の魚の汚染機構
第3章 メチル水銀の生成から排出まで
1 メチル水銀とは
2 なぜ水銀が使われたか
3 水銀触媒の脱線反応
4 メチル水銀の生成機構
5 生成機構の実験的証明
6 生成機構解明を可能にした新しい化学
7 メチル水銀排出量の推定の方法
8 メチル水銀生成速度の定式化と決定
9 メチル水銀蒸発速度の定式化と決定
10 精留塔ドレーンからのメチル水銀排出量の推定
11 第一の謎の解明―助触媒の変更
12 加わったもう一つの原因
──母液廃棄・流出量からのメチル水銀排出量の推定
13 第二の謎の解明──塩素イオン
14 精留塔ドレーンリサイクルの効果
15 廃水処理の効果
16 海域へのメチル水銀排出量の経年変化と
水俣病被害進行との関係
結語
あとがき
[補論]なぜ水銀が有機物に結合するか