書籍詳細:日本的雇用を問い直す

日本的雇用を問い直す これからの労働法をどう考えるか

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  • 紙の書籍
予価:税込 4,950円(本体価格 4,500円)
発刊年月
2024.11(下旬)
ISBN
978-4-535-52831-4
判型
A5判
ページ数
288ページ
ジャンル

内容紹介

今までの働き方や労働法上のルールは、これからも妥当するのか。身近な事例や素朴な疑問を出発点に、「日本的雇用」を問い直す。

目次

はじめに(國武英生)
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第Ⅰ部 雇用慣行を問い直す 
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扉解説(山川和義)

第1章 どうして就業規則にしたがわなければならないのか
    ――就業規則法理について問い直す(山川和義)

第2章 年功型賃金と定年の合理性
    ――日本的年功制度の法的意義を問い直す(柳澤 武)

第3章 労働法が保護の対象としているのは「会社員」だけなのか?
    ――労働法の適用範囲のあり方を問い直す(細川 良)

第4章 解雇規制は厳しすぎるか
    ――解雇規制の在り方を問い直す(國武英生)

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第Ⅱ部 労働条件を問い直す
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扉解説(山下 昇)

第1章 合意による労働契約内容決定の行方
    ――「成立」と「内容」の結びつきを問い直す(新屋敷恵美子)

第2章 これからの働き方と労働時間規制
    ――裁量労働制を問い直す(植村 新)

第3章 賞与と労基法――賞与の意味を問い直す(山下 昇)

第4章 退職金は永年勤続のご褒美か
    ――退職金の賃金性と不支給・減額措置の有効性を問い直す
     (淺野高宏)

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第Ⅲ部 業務命令を問い直す
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扉解説(國武英生)

第1章 転勤命令を受けた夫とその妻のこと
    ――ジェンダー平等と日本型福祉社会を問い直す(緒方桂子)

第2章 在宅勤務できるのに出社しなくてはならないのか
    ――勤務場所の決定・変更の法理を問い直す(岡本舞子)

第3章 職場におけるワクチン接種強制は可能か
    ――職場における労働者の健康保護のあり方を問い直す
     (後藤 究)

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第Ⅳ部 雇用平等を問い直す
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扉解説(沼田雅之)

第1章 均衡・均等処遇規定で、正規・非正規間の労働条件格差は
    縮小するのか?(沼田雅之)

第2章 私傷病時の短時間・有期雇用労働者の生活保障は、
    如何なる主体が担うべきか?
    ――雇用保障・所得保障から見た私傷病休暇・休職制度の課題
     (北岡大介)

第3章 ガラスの天井を割るのは誰か?
    ――女性の管理職登用の視点からコース制を問い直す
     (所 浩代)

第4章 公務員は民間労働者よりも優遇されている?
    ――非正規問題から公務員に関する法制度を問い直す
     (早津裕貴)

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第Ⅴ部 労働組合を問い直す
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扉解説(國武英生)

第1章 「組合に入る意味はあるか」という労働者の問いが
    投げかける意味とは(小山敬晴)

第2章 ストライキ(団体行動)は現代の社会で何の意味があるのか
    ――団体行動権を問い直す(藤木貴史)


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