書籍詳細:傷はそこにある

傷はそこにある 〈越境〉と〈横断〉のソーシャルワーク(仮題)

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  • 紙の書籍
予価:税込 2,640円(本体価格 2,400円)
発刊年月
2024.12
ISBN
978-4-535-98540-7
判型
四六判
ページ数
288ページ
ジャンル

内容紹介

逆境を生き延び、アディクションを抱える女性たちが安全でいられる場所をつくる――領域の垣根を越えケアを問いなおす実践の軌跡。

目次

【1 交差する逆境:愛着・トラウマ・アディクション】

1 愛を乞う人
2 愛着形成をどう支えるか
3 傷はそこにある:意味づけられない経験と声
4 通過型支援の行き詰まりとソーシャルビジネス
5 ハームリダクションという実践:環境に介入する
6 愛着形成をどう支えるか その後:ゆるやかにつながりながら


【2 横断するケア:ジェンダー・ケア・居場所】

7 居場所をめぐる問い:ジェンダーについて知るところから
8 愛を期待はしない:ケアとジェンダーの視点から
9 ねじれる援助希求:ケアの両義性
10 抑圧の連載に立ち向かう:反抑圧ソーシャルワーク
11 “食べる”というケア:つながりを信じる

[counterpoint]〈越境〉と〈横断〉のソーシャルワーク


【3 塀の中と外はつながるのか:女性刑務所プロジェクト】

12 「処遇」とコミュニティアプローチ
13 私について、私が知る
14 自分を受け入れ、現実と向き合う
15 変えられるものと変えられないもの
16 地域生活を支える:センター修了生たちと共に“転がる”


【対談】
ケアの倫理と公共圏の問い………大嶋栄子・熊谷晋一郎