書籍詳細:傷はそこにある

傷はそこにある 交差する逆境・横断するケア

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,640円(本体価格 2,400円)
在庫あり
発刊年月
2024.12
ISBN
978-4-535-98540-7
判型
四六判
ページ数
296ページ
Cコード
C3047
ジャンル

内容紹介

過酷な境遇をアディクションと共に生き延びた女性たちが安全でいられる場所をつくる――〈越境〉と〈横断〉のソーシャルワーク、その軌跡と現在地。

目次

【1 交差する逆境——愛着・トラウマ・アディクション】

第1章 安全基地をつくる

第2章 逆境を生きる

第3章 傷はそこにある——意味づけられない経験と声

第4章 通過型支援が行き詰まる

第5章 ハームリダクションという実践:環境に介入する

第6章 愛着形成をどう支えるのか


【2 横断するケア:ジェンダーと居場所のポリティクス】

第7章 居場所をめぐる問い——ジェンダーについて知るところから

第8章 愛を期待はしない——ケアとジェンダーの視点から

第9章 ねじれる援助希求——ケアの両義性

第10章 抑圧の連鎖に立ち向かう——反抑圧的ソーシャルワーク

第11章 “食べる”というケア

[counterpoint]
〈越境〉と〈横断〉のソーシャルワーク——交差する困難・横断する援助


【3 塀の中と外はつながるのか:女子刑務所プロジェクト】

第12章 再犯の意味を問い続ける

第13章 「女子依存症回復支援モデル」のスタート

第14章 私について、私が知る

第15章 自分を受け入れ、現実と向き合う

第16章 変えられるものと変えられないもの

第17章 塀の外で——センター修了生と共に“転がる”


【対談】
ケアの倫理と公共圏の問い………大嶋栄子×熊谷晋一郎