書籍詳細:データ分析のための経済数学入門

データ分析のための経済数学入門 初歩から一歩ずつ

の画像の画像
  • 紙の書籍
定価:税込 2,970円(本体価格 2,700円)
在庫あり
発刊年月
2025.04
ISBN
978-4-535-54069-9
判型
B5判
ページ数
304ページ
Cコード
C3033
ジャンル
難易度
テキスト:初級

内容紹介

データ分析に必要な数学を、初歩のレベルから丁寧に解説。線形代数や多変数関数の最適化が、豊富な例や図解でしっかりと身につく。

目次

第1章 鶴亀算と推測

1.1 連立1次方程式の構造

  A 鶴亀算
  B 鶴亀算の図解
  C 同次連立1次方程式
  D 鶴亀算の構造
  E 解の不能の構造
  F 解不定の構造


1.2 推定と誤差

  A パンケーキミックス
  B 最小2乗法


1.3 直線のあてはめ

  A 1次関数のグラフ
  B 点が多いときの直線を求める
  C 最小2乗法と行列


第2章 ベクトル

2.1 ベクトルとは何か

  A ベクトル
  B ベクトルの等しさ


2.2 ベクトルの計算

  A ベクトルの和
  B ベクトルの差
  C 逆ベクトル
  D ベクトルのスカラー倍


2.3 ベクトルの定義

  A ベクトル空間
  B スカラー倍


2.4 1次結合,従属,独立


第3章 平面ベクトル

3.1 ベクトルの成分表示

  A 位置と座標
  B 列ベクトル,行ベクトル,ベクトルの等しさ
  C 数ベクトルの和とスカラー倍
  D 基本ベクトル
  E 2点を結ぶベクトル


3.2 内積

  A 内積の定義
  B ベクトルの長さ
  C 内積と長さ
  D 平行なベクトル
  E 直交ベクトル
  F 単位ベクトル


3.3 内積と角度

  A 角度とは何か
  B 三角関数
  C 直線の傾きとtan
  D 内積と角度の関係


3.4 正射影ベクトル

  A 内積の性質
  B 正射影ベクトルとは何か
  C 一般の正射影ベクトル


3.5 直線の方程式と内積

  A 直交条件と直線の方程式
  B 方向ベクトルとベクトル方程式
  C 法線ベクトルとベクトル方程式
  D ベクトル方程式まとめ
  E 点と直線の距離


第4章 3次元ベクトルとその応用

4.1 空間ベクトル

  A 3次元空間
  B 3次元ベクトル
  C 空間ベクトルの内積と長さ
  D 空間における平面の表現
  E 空間における点と平面の距離
  F 距離の性質


4.2 1次従属と1次独立

  A 1次結合・従属の一般化
  B 1次独立の一般化


4.3 連立1次方程式の解と1次従属

  A 同次連立1次方程式の解と1次従属
  B 連立1次方程式の解
  C 連立1次方程式の不定解
  D 連立1次方程式のまとめ


4.4 ベクトルの経済学への応用

  A ベクトルの経済学への応用:予算制約
  B ベクトルの経済学への応用:1財の最適消費
  C ベクトルの経済学への応用:2財の最適消費


第5章 n次元ベクトルへの一般化

5.1 n次元ベクトル空間

  A n次元ベクトル
  B 超平面
  C 点と超平面の距離


第6章 行列とその計算

6.1 行列事始め

  A 行列の掛け算入門
  B 行列の表記


6.2 行列の和とスカラー倍

  A 行列の和
  B 行列の差
  C 行列のスカラー倍


6.3 行列の積

  A 2次正方行列とベクトルの積
  B 行列とベクトルの積の意味
  C 2次正方行列の積
  D 一般の行列の積
  E 行列の積の性質


6.4 転置行列と対称行列

  A 転置行列
  B 対角行列と対称行列


6.5 逆行列と行列式

  A 正則行列と逆行列
  B 2次の行列式


6.6 逆行列の形

  A 2次の逆行列
  B 様々な逆行列
  C 逆行列を持つ条件


6.7 一般の行列式

  A 3次と一般の行列式
  B 対角行列や逆行列の行列式


第7章 線形写像と連立方程式

7.1 線形性

  A 線形写像の定義
  B 内積と転置の線形性
  C 次元


7.2 1次変換

  A 1次変換入門
  B 合成変換と逆変換


7.3 面積と行列式

  A 面積を保つ変換と潰す変換
  B 回転行列


7.4 行基本変形,ランクおよび既約行階段形

  A 鶴亀算再び
  B 行基本変形
  C ランク
  D 既約行階段形


7.5 連立1次方程式の解の存在と一意性

  A 連立1次方程式の解の存在
  B 連立1次方程式の解の一意性
  C 連立1次方程式の不定解
  D 同次連立1次方程式と逆行列
  E 連立1次方程式と逆行列


第8章 多変数関数の微分

8.1 2変数関数の微分

  A 2変数関数の微分の直観的な定義
  B 2変数関数の微分の定義
  C 2変数関数の偏微分
  D 2変数関数の微分のベクトル表現


8.2 勾配ベクトル

  A 勾配ベクトルとは何か
  B 方向微分
  C 勾配ベクトルの方向


8.3 極大・極小

  A 微分がゼロベクトルのとき
  B 極大点・極小点・鞍点
  C 1変数の極大・極小の1階の条件
  D 極大・極小の1階の条件


第9章 ベクトル値関数の微分

9.1 ベクトル値関数

  A 曲線のパラメータ表示
  B ベクトル値関数の微分
  C 接ベクトル
  D ベクトル値関数と2 変数関数の合成
  E 多変数関数の連鎖律


9.2 等高線の形状

  A 等高線
  B 等高線と接ベクトル


第10章 条件付き最適化問題

10.1 多変数関数の条件付き最適化問題

  A 制約付き最適化問題
  B ラグランジュ乗数法
  C ラグランジュ乗数の意味
  D 再考:点と直線の距離の公式


10.2 経済学への応用

  A 効用関数と予算制約線
  B ラグランジュ乗数法の経済学的な意味
  C 最適化条件


第11章 2階微分

11.1 2階微分

  A 曲線の曲がり具合
  B 高階偏微分
  C 混合2階偏導関数の対称性


11.2 2変数関数の2次近似

  A 2次近似の必要性
  B 1次のテイラー展開
  C 2次のテイラー展開


第12章 2次形式

12.1 2次形式とは何か

  A 2次形式入門
  B 双線形形式


12.2 行列の符号

  A 正定値行列
  B 負定値行列
  C 半正定値,半負定値および不定値


12.3 2次形式の微分

  A 3変数以上の関数の微分
  B 内積の微分
  C 2次形式とオイラーの法則
  D 一般の2次形式の微分


第13章 最適性の2階の条件

13.1 2変数関数の2階の条件

  A 1変数の2階の条件と2次形式
  B 2階の条件
  C ヘッセ行列
  D 極大の2階の条件は負定値ヘッセ行列
  E 極小の2階の条件は正定値ヘッセ行列
  F 鞍点と極値のまとめ


13.2 制約付最適化問題の2階の条件

  A 制約付き最大化問題の2階の条件


13.3 大域的最適化

  A 凹関数と最大化
  B 凸関数と最小化
  C 最適解の見つけ方


第14章 最小2乗法

14.1 最小2乗法と正射影ベクトル

  A 一直線上にない3点
  B 残差ベクトル
  C 最小2乗法で推定されたベクトルは正射影ベクトル


14.2 最小2乗法と偏微分

  A 最小2乗法と偏微分
  B 平均は最小2乗推定量
  C 最小2乗法と平均・分散・共分散
  D 最小2乗法の2階の条件


14.3 最小2乗法の行列表現


14.4 最小2乗法の導出

  A 最小2乗法の1階の条件
  B 最小2乗推定量のまとめ


14.5 最小2乗法の例

  A 3点に近い直線
  B パンケーキの重さ
  C 正則なXの推定量


14.6 最小2乗法の2階の条件



関連情報ファイル

練習問題の解答

09490_1.pdf