書籍詳細:ブラックホール天文学

新天文学ライブラリー第3巻 ブラックホール天文学

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定価:税込 3,630円(本体価格 3,300円)
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発刊年月
2016.01
ISBN
978-4-535-60742-2
判型
A5判
ページ数
304ページ
Cコード
C3041
ジャンル

内容紹介

何でも吸い込む穴といった単純な描像ではない新しい見方が必要とされるブラックホールについて、その基本から最新の話題までを網羅。

『新天文学ライブラリー』は全10巻を予定。進展著しい分野からテーマを厳選し、最新の研究にもとづき、ダイナミックな天文学の「魅力」を伝えます。
※ダウンロードコーナーに、『新天文学ライブラリー』シリーズのパンフレット(PDF)をアップしました。
こちらからダウンロードしてご覧下さい。

目次

はじめに

第1章 ブラックホール天体とは──その観測的証拠
1.1 ブラックホール研究小史
1.2 ブラックホール物理学の基礎
1.3 ブラックホール天文学の前提
1.4 X 線連星系
1.5 超巨大ブラックホール

第2章 ブラックホールはなぜ光る?~標準円盤モデルの登場
2.1 球対称降着流
2.2 円盤降着流の基本
2.3 標準円盤モデル1──スペクトル
2.4 標準降着円盤モデル2──内部構造

第3章 高エネルギー放射の謎──高温降着流モデルの構築
3.1 高温降着流モデル1──基本
3.2 高温降着流モデル2──構造とスペクトル
3.3 超臨界降着流

第4章 ブラックホール天体活動の源──さまざまな不安定性
4.1 円盤不安定性理論
4.2 矮新星型円盤不安定とその応用
4.3 降着円盤における磁場
4.4 ジェットとアウトフロー

第5章 ブラックホールの進化──いつ,どこで,どのように
5.1 恒星質量ブラックホールの形成と進化
5.2 超巨大ブラックホールの形成と成長
5.3 超巨大ブラックホールの宇宙論的進化

第6章 ブラックホール研究最前線──これからの課題
6.1 シミュレーション研究の進展
6.2 強重力場におけるガス流の観測
6.3 ブラックホールとは何か