書籍詳細:超新星

新天文学ライブラリー第4巻 超新星

の画像の画像
  • 紙の書籍
  • 電子書籍
定価:税込 3,740円(本体価格 3,400円)
紙の書籍・POD・アーカイブズの価格を表示しています。
電子書籍の価格は各ネット書店でご確認ください。
在庫なし
発刊年月
2016.12
ISBN
978-4-535-60743-9
判型
A5判
ページ数
288ページ
Cコード
C3344
ジャンル

内容紹介

大質量星の重力崩壊と超新星爆発――ミクロからマクロにわたる様々なスケールの物理過程が互いに密接にかかわり合う、この天文現象のおもしろさを、この一冊で理解する!

目次

第1章 重力崩壊型超新星とは
1.1 恒星の進化と重力崩壊型超新星
1.2 超新星の分類
1.3 大質量星の重力崩壊と新しい天文学

第2章 恒星の力学的安定性
2.1 恒星の力学平衡とその安定性
2.2 大質量星コアの熱力学的状態

第3章 大質量星コアの重力崩壊
3.1 自己相似的収縮
3.2 ニュートリノトラッピングとベータ平衡
3.3 熱力学的進化と状態方程式

第4章 大質量星コアの反跳と衝撃波の生成・伝播・停滞
4.1 コア反跳後の時間発展
4.2 一様核物質とその状態方程式
4.3 ニュートリノの中性子化バースト

第5章 停滞衝撃波の復活
5.1 ニュートリノ加熱
5.2 流体力学不安定性
5.3 ニュートリノ加熱以外の爆発機構

第6章 ニュートリノと重力波
6.1 弱い相互作用とニュートリノ
6.2 重力波

第7章 原始中性子星の冷却
7.1 ニュートリノの拡散と原始中性子星の冷却
7.2 ニュートリノ風とr-過程元素合成

第8章 衝撃波の外層伝播と爆発的元素合成
8.1 衝撃波による爆発的元素合成
8.2 流体力学不安定性と物質混合

付録
A.1 チャンドラセカール質量
A.2 ニュートリノ過程
A.3 衝撃波
A.4 磁気流体力学
A.5 重力波放出

書評掲載案内

■『日本物理学会誌』2018年3月号 P185(評者:諏訪雄大(京大基研))