書籍詳細:教育の場における物理

シリーズ:江沢洋選集

江沢洋選集 第6巻 教育の場における物理

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  • 紙の書籍
定価:税込 3,850円(本体価格 3,500円)
在庫あり
発刊年月
2020.08
ISBN
978-4-535-60362-2
判型
A5判
ページ数
352ページ
Cコード
C3342
ジャンル

内容紹介

物理・科学の教育、科学ジャーナリズムの諸問題について書き綴った論考・エッセイから精選。科学ジャーナリスト内村直之も寄稿。

目次

第1部 世界観としての科学を
 1.物理学的世界像
 2.世界観としての科学を!
 3.物理学にも思想があることを理解させる
 4.科学政策とプルーラリズム
 5.学校の外の教育をーー江沢洋先生へのインタビュー
 6.宿題を背負って歩くのが基本ーー新・学間のすすめ
 7.理科教育の再生のために [対談:江沢洋・上條隆志]

第2部 教育にみずみずしい感性を
 8.教育の基本が欠落ーー高校生に
 9.パパがセンセイーーファインマンの場合
 10.想像力を自由にーー父から子どもたちへ
 11.ビーフを食べるのは牛になるためではない
 12.人生の半分を生きた小世界
 13.「物理」は「化学」の後だなんて!
 14.理科教育の諸問題ーー次世代のための警告
 15.大学・民主主義・地方分権
 16.良い講義とは?
 17.質問するとは主張すること
 18.計算練習とは

第3部 外国物理教育事情
 19.アメリカの科学教育
 20.英国物理学会の高校新カリキュラム
 21.少年宮,奥林匹克,……
 22.カピッツァ物理学問題集に寄せて

第4部 社会における物理学
 23.日頃、気にかかっていること
 24.物理学を社会へ
 25.ハイゼンベルク生誕九十年祭ーー朝永先生のドイツ留学
 26.理論物理学者ランダウの投獄
 27.核燃料加工施設 臨界事故
 28.日本学術会議の改革
 29.憲法九条と幣原喜重郎

第5部 文化としての科学
 30.あの頃の哲学と物理
 31.科学技術を文化として見る気風を醸成するために
 32.“おもしろい”って何ですか?
 33.いわゆる通俗書をどう考えるか
 34.科学ジャーナリズムの役割ーー科学者の立場から
 35.「科学」創刊50年を迎えて [鼎談:玉虫文一・坪井忠二・江沢洋]
 36.古本のすすめ
 37.世紀末の伝記ブーム
 38.科学の総合誌を待望する
 39.高校生・中学生にすすめたい本

エッセイ:物理への道,思想への道……内村直之

第VI巻解説……上條隆志

あとがき……江沢洋