書籍詳細:夢と共に作業する
夢と共に作業する ユングの夢解釈の実際
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定価:税込 5,280円(本体価格 4,800円)
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内容紹介
ユング心理学の理論と実践を矛盾なく結びつけた上で、臨床における夢の解釈が多様な角度から丁寧かつ具体的に論じられる決定版!
目次
導入
第1章 夢とは何か?
意識的現象としての夢、テキストとしての夢
存在論的な裂け目
解釈としての夢
夢の内的な世界の「存在論」
1.夢における見ること
2.移り変わる可能性(可変性)と鍛えられる可能性(可鍛性)
3.影に覆われていること
4.空隙性
5.「まさにそのとき」の出現、非実体的な存在
6.感覚的な形姿に覆われた概念
第2章 なぜ夢なのか?
セラピーにおける夢の意義
1.魂の語り
2.「答えは私も知らない」
3.夢 対 箱庭や描画
4.まるで夢かのように患者の話に耳を傾ける?
患者が夢を見ないとき
第3章 夢に対する適切な態度
川を渡ること:魂の立ち位置
「川を渡ること」への三つの向き合い方と、
他者性の三つの形式
心理療法──ザ・メイキング・オブ・サイコロジー
死体としての夢
方法論的出発点としてのわからないというあり方
私が下へ降りる必要性
第4章 夢の解釈者
患者と夢に取り組む際、治療者は誰に語りかけるのか?
治療者の中で誰が夢を解釈するのか?
私の解釈
夢解釈の〔大文字の〕〈いま〉
第5章 夢の実際のテキストを解釈する
「客体水準」と「主体水準」、そして客観的な心
落とし穴:自分の心理学理論に側した用語への夢の翻訳、
という夢解釈
スタートを切る:主体と共に始める。夢を中心に円環すること
「客体」に向き直る:主体と自己としての夢
内的な無限と、生きているイメージの野性
実際に夢と共に作業する
個々の夢の要素にふさわしい地平と文脈を見極める
自己愛的な一撃:「いま発言権を持つのはそれであって、
あなたではありません!」、あるいは、障害物としての患者
夢の私
夢の私と他者
1.必要な区別と決断
2.主人公
3.魂のヴィア・ネガティーヴァvia negativa〔否定の道〕
4.夢における自我防衛の見方
5.二つのもののあいだの明白な葛藤としての対立と、
成功する逃避の弁証法
6.他者の命令をマルグリ・リュイmalgré lui〔いやいやながら〕
実行する夢の私という対立
7.全く同一のものの対立する意味という対立
8.既知の真実を論駁することとしての対立
夢の中の心的および生物学的プロセス
意味論的内容 対 統語論的構造
第6章 一つの実例を用いて
──ある夢とその心理学的解釈
第7章 夢と患者
夢分析の障害となる治療の状況
夢の中への患者の絶対‐否定的な内化
「なるほど、夢がそれを私に見せているのですね。それで?」
患者が耐えられないひどい夢のイメージ?
第8章 種々雑多な問い
夢のタイプと主題
夢は私たちに向けたメッセージを備えているのか?
元型的な夢のモチーフ──ヌミノース的で宗教的な夢?
それは誰の夢なのか?
「大きな」夢
夢のシリーズ
補説:夢の解釈は学べるのか?
第9章 夢の解釈の隠れた目的と任務
──ナトゥラNaturaからアルスArsへ
第10章 夢と共に作業することを越えて
衝突して離れて、魂の現実の生の次元へと向かうこと
原注
訳注
解題 『夢と共に作業する』を読み、感じ、考える。
──サイコロジカル・マインドが鍛えられること/猪股剛
文 献
人名索引
事項索引
第1章 夢とは何か?
意識的現象としての夢、テキストとしての夢
存在論的な裂け目
解釈としての夢
夢の内的な世界の「存在論」
1.夢における見ること
2.移り変わる可能性(可変性)と鍛えられる可能性(可鍛性)
3.影に覆われていること
4.空隙性
5.「まさにそのとき」の出現、非実体的な存在
6.感覚的な形姿に覆われた概念
第2章 なぜ夢なのか?
セラピーにおける夢の意義
1.魂の語り
2.「答えは私も知らない」
3.夢 対 箱庭や描画
4.まるで夢かのように患者の話に耳を傾ける?
患者が夢を見ないとき
第3章 夢に対する適切な態度
川を渡ること:魂の立ち位置
「川を渡ること」への三つの向き合い方と、
他者性の三つの形式
心理療法──ザ・メイキング・オブ・サイコロジー
死体としての夢
方法論的出発点としてのわからないというあり方
私が下へ降りる必要性
第4章 夢の解釈者
患者と夢に取り組む際、治療者は誰に語りかけるのか?
治療者の中で誰が夢を解釈するのか?
私の解釈
夢解釈の〔大文字の〕〈いま〉
第5章 夢の実際のテキストを解釈する
「客体水準」と「主体水準」、そして客観的な心
落とし穴:自分の心理学理論に側した用語への夢の翻訳、
という夢解釈
スタートを切る:主体と共に始める。夢を中心に円環すること
「客体」に向き直る:主体と自己としての夢
内的な無限と、生きているイメージの野性
実際に夢と共に作業する
個々の夢の要素にふさわしい地平と文脈を見極める
自己愛的な一撃:「いま発言権を持つのはそれであって、
あなたではありません!」、あるいは、障害物としての患者
夢の私
夢の私と他者
1.必要な区別と決断
2.主人公
3.魂のヴィア・ネガティーヴァvia negativa〔否定の道〕
4.夢における自我防衛の見方
5.二つのもののあいだの明白な葛藤としての対立と、
成功する逃避の弁証法
6.他者の命令をマルグリ・リュイmalgré lui〔いやいやながら〕
実行する夢の私という対立
7.全く同一のものの対立する意味という対立
8.既知の真実を論駁することとしての対立
夢の中の心的および生物学的プロセス
意味論的内容 対 統語論的構造
第6章 一つの実例を用いて
──ある夢とその心理学的解釈
第7章 夢と患者
夢分析の障害となる治療の状況
夢の中への患者の絶対‐否定的な内化
「なるほど、夢がそれを私に見せているのですね。それで?」
患者が耐えられないひどい夢のイメージ?
第8章 種々雑多な問い
夢のタイプと主題
夢は私たちに向けたメッセージを備えているのか?
元型的な夢のモチーフ──ヌミノース的で宗教的な夢?
それは誰の夢なのか?
「大きな」夢
夢のシリーズ
補説:夢の解釈は学べるのか?
第9章 夢の解釈の隠れた目的と任務
──ナトゥラNaturaからアルスArsへ
第10章 夢と共に作業することを越えて
衝突して離れて、魂の現実の生の次元へと向かうこと
原注
訳注
解題 『夢と共に作業する』を読み、感じ、考える。
──サイコロジカル・マインドが鍛えられること/猪股剛
文 献
人名索引
事項索引